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ホーム > 西辻一真の書き物コーナー【#007】

#007【人間力を養う農業(2005年07月初掲出)】

  • 人間力を養う農業
     今、日本は大きな転換期に来ています。政治は混乱し、企業では利益最優先で効率を重視し、家庭では家族離れが進み、人間力が下がっています。これからお話しする理論は私個人のものですが、この人間力の低下のグラフと農業人口の低下のグラフは相関関係にあるのではないかと考えています。前回のコラムでお話したとおり、農業は食料を守る観点以外にも精神を豊かにする効果があります。これからは単純で繰り返しの多い簡単な作業で疲弊している人や、障がいを持った人、高齢者などをケアする医療の現場において、園芸療法などが取り入れられ、様々な人が農に携わることになると思います。
     近年における人間の能力を最大限に引き出す道具や機械の技術革新と進歩は、いつの間にか人のキャパシティを超えているのではないかと思うのです。逆に、自らを生み出してくれた自然については無視される傾向が強く出ています。確かに環境産業が発展するということでカーボンオフセットや、エコポイントを数値化する事業、環境に優しい電気自動車やソーラー電池などについてはさかんに開発されています。しかし本当の意味では、工業化に自然環境を組み込もうとするだけのように思えます。自然環境に従って人のキャパシティを超えないように抑制する、もしくは路線を変えるということをもっと真剣に考えてもよいのではないでしょうか?
     その意味でも農業・漁業といった第一次産業をもう一度見つめ直す必要があると思います。成果物だけに目を向けるのではなく、その過程も重視して(必要ならばそこもビジネスとして)見つめ直すことを、今から始めなければならない。これからの未来を担う子ども達が大人になったとき、今のままでは、より効率性を追究し、ただただ、国際競争の中で生きていかなければならない世の中になってしまいます。殺伐とした社会の中で、キャパシティが広く、効率性を重視した人間だけが生き残るようでは、安心して子どもを育てることもできなくなってしまいます。
     私は今、その危機を感じ、行動を起こしているのです。きっと同世代、もしくは下の世代では、親の世代が見つめてこなかった場所・モノ・コトに対峙しその中で再発見を繰り返し、今いる社会の問題を解決し、子孫のためによりよい社会を作っておきたいということを切に願っていると思います。
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