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ホーム > 西辻一真の書き物コーナー【#011】

#011【人間力を磨く(2011年2月初掲出)】

  • 人間力を磨く
     今、企業の研修や新規事業において、農業への参入が加速度的に進んでいます。以前にあった農業ブームとは違い、趣味の領域ではなく、ビジネスの領域としての新規参入が増えています。なぜでしょう。その理由として、利益率は低いが将来性のあるビジネスに取り組み「種をまいておく」ということがあると思いますが、もっと大きな観点で捉えると、「人間力の育成」として農業を捉えている企業が多いからではないでしょうか。効率を追究し、経済成長の速度を加速させている時代の中で育ってきた人材は、分析・研究能力や仕事をこなす力には長けていますが、思考し工夫する能力や、協調・協力しながら会話をする能力については欠如している傾向が強く、全体として、人間そのものの面白さが失われている気がします。人間としての魅力である人間力そのものを養うためには、農業が一番適したフィールドであると思います。作物という目に見えるモノを得られ、将来生きていくために必要となる技術の習得までできるこの農業というフィールドでは、自然という人間が制御できない壁と向き合わなければならない上に、種を撒いてから収穫をして食べるまでの間に様々なドラマが起こるものです。このドラマが人間力研修そのものであり、自産自消を通して得られ、体験出来得る気づきそのものなのです。
     例えば、作物の生育を「待つ」しかない状況の中で、待っている間にどういう行動・思考をすればその時間、有意義に待てるのか、ということを考え始めます。逆に工夫をしなくても作物は種さえ撒けば芽が出てきますが、収穫には至らないか、もしくは明らかに見劣りする物ができてしまいます。隣にある工夫をした畑との差がついてしまい、その状況に落ち込んでしまうかもしれません。しかし、この工夫することの大切さを知ると、上手く作物を育てている隣の人に、その方法を聞き始めるかもしれません。
     このように作物を育てる間におこるドラマは、自然と対峙しなければ得られないものであり、人工的に作られた研修フィールドでは得られないものです。ある人は超えられない壁を上司に見立て始めるかもしれませんし、ある人は超えてみたいと工夫を続けるかもしれませんが、この壁の存在と育成するプロセスを体験することが、現代社会に生きる私たちに求められているものであり、また、これからのグローバル社会の中で日本人しか持ち得ない能力を獲得できる良い機会になるのではないでしょうか。
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