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ホーム > 西辻一真の書き物コーナー【#014】

#014【季節学をもう一度。(2011年5月初掲出)】

  • 季節学をもう一度。
     春といえば桜ですね。桜は、はかなく美しいものの象徴とされ季節を感じますが、農業の分野においては「季節学」というものがあります。生態や植物の動きに応じて種まきや収穫を予想して行うことが一般的に行われているのです。たとえばある年の東京都のじゃがいもの植え付け日は3月12日が一番いいといわれ、夏から今年の雪は大雪だといわれていました。農業をしている人たちが一般的だと思っているこの感覚が、農家の減少により失われてきています。時代は今この「季節学」から、科学的分析により予報をする「気象学」へと移り変わってきています。未だに「季節学」の方が「気象学」よりも正確に当たることがあります。梅雨の予報が「いつの間にか梅雨入りしていつの間にか梅雨明けしました」という予報ならぬ、結果報告だったことがあるのを覚えていますか?こういう年においても農家では、梅雨の時期はそれぞれの地域でおおよそわかっていました。「季節学」はとても興味深く重要です。
    ところで「季節学」に基づくこの感覚は、単に農業に影響があるだけではなく、人間にとってとても重要なものだと感じています。それは「周辺の情報を経験に基づいて読み取り行動をする」という一連の行為そのものが、現代社会にこそ必要とされていると思うからです。そうであるにもかかわらず、この「読み取る力」を備えていない人が多いと感じます。これを身につけるためには、まず、人の表情や時勢ではなく、自然と対話することが大切です。自然はウソをつきません。情報に惑わされず、自身の感じる力・読み取る力をひたすら磨き、特訓を重ね、経験していくことがいいのではないかと思っています。もしも農業をすることで「季節学」を体感し、学ぶことができれば、作物を育てるうえで役に立つだけではなく、ビジネスにおける最先端のやり取りからシステムの開発に関する予測に至るまで、さらにはプライベートな時間においても異性の深層心理を読みとることができ、人間力が高まると思います。
    桜の開花時などに季節を感じると共に、ぜひ季節学を肌で感じてほしいのです。平年よりも早いか遅いか、速度はどれくらいで桜前線が北にあがっていくかを見て、作物がどんな風に育つかを頭で描いてみてください。必ず新たな発見と知識の蓄積につながります。
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