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ホーム > 西辻一真の書き物コーナー【#015】

#015【自然はコントロールできない。(2011年6月初掲出)】

  • 自然はコントロールできない。
     日本人は自然を、古来、神として祭ってきました。ある年のお正月に伊勢神宮に行った時、タクシーの運転手さんがこんなことを話してくれました。「今年のお伊勢さんは元気なオーラがでてないわ」と。何気ない言葉ではありましたが、その言葉はその通りで、今思えば自然の神様の怒りだったのかもしれないと感じるようなことが起こりました。日本は今、地震やその他災害に見舞われ危機に陥ることが多く、復興の道半ばであります。今、やるべきことはもちろん、復興支援、被害拡大を防ぐための活動ですが、大地をお護りしてくれている要石のある鹿島神宮や大洗神社に向かって、頭を垂れて手を合わせることが必要なのではないかと思っています。
     自然をコントロールできると穿った気持ちを抱いてしまった私たちは、肉体的にも精神的にも限界が来ており、その限界値のところで停滞しているのではないかと思います。震災などの事態に、もはや、心身ともに対応できなくなっている気がするのです。もう一度、自然と向き合い「人間らしさ、日本人らしさ」とは何なのかを考える時間が必要です。農業や漁業を通してこの感覚を取り戻すことも重要です。これからの日本は、特に農業に関して一層、目をむける必要があるのです。自然側のスピードにあわせた生活をし、自然と調和しなければならない時期にきていると思います。震災による農地の(津波による)塩害については再生が可能です。しかし、人為的に作られた放射能汚染は私たちが生きている間に取り除くことができません。人間はなんて非力で愚かな生き物なのだろうと、あらためて認識させられました。もう一度、鍬をもって土を作り、ゆっくり再生させていくことで、調和した生活を目指せば、きっと神様も怒りを治めてくれるのではないかとさえ思います。震災を経て、日本における今後の農業のあり方が、趣味・兼業というレベルから食生活そのもの・専業にシフトしていくかもしれません。社会の大変革が起こる可能性があります。そのときに少しでも対応できるよう、今から土を触っておくことをおすすめしたいと思います。
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