MY FARM

  • 会社概要
  • お知らせ
  • 事業内容
  • 企業ご担当者様へ
  • 採用情報
  • お問合せ
  • 農地活用
ホーム > 西辻一真の書き物コーナー【#020】

#020【農業における義務と自由(2011年12月初掲出)】

  • 農業における義務と自由
     東北新幹線に乗車すると必ず外を眺めています。震災直後から予想していたのですが、やはり、その風景には違和感を覚えてしまいます。それは「稲穂がない田んぼ」の風景。そして「収穫期を過ぎても刈り取りをしていない田んぼ」の光景です。稲穂がない田んぼは芝生のように草が生い茂り、場所によってはすすきなどの背丈の高い雑草で覆い尽くされています。また刈り取りをしない田んぼは、何らかの事情により放置されているでしょう。この風景、震災があった東北においてはしょうがないのかもしれませんが、実は関東・関西でもどこにでもあり、全国的に見受けられる光景です。
     それがいわゆる耕作放棄地です。私は農業における義務、つまり農家における義務は「耕作すること」そのものだと考えており、「耕作をする」からこそ税金が優遇されているのだと思っているのです。従って耕さない農地を持つ、ということは義務の放棄だと言い換えることができますし、本来ならば国に返還するべきなのではないか。それを資産価値があるかもしれないという理由により、作付けもしない、草刈もしないというのは、国益を大きく損ねていると思うのです。
     農林水産省は農地を手放してもらうべく、農地を売れば売主に報奨金をつけるというような制度を始めようとしています。しかし私は、むしろ、耕作放棄をしたところへは税金の優遇を外す措置を取るか、所有権を国に返すという制度を整備すべきではないかと考えています。その方が国益を損ねずにすみますし、一番有効な手段だと考えるからです。税金を投入して整備した農地については、農地として使っていないのであれば速やかに返還すべきだと思います。そしてその優良農地は意欲の高い農家に渡すべきだと思います。今ある日本の農業危機の多くは、この農業に関する政策・制度の遅れと不備は勿論の事、国益を考えずに私欲を満たす一部の農家にあるのかもしれません。そんな中、私たちはアグリイノベーション大学校事業において新規就農者を育成し、世の中に送り出す事業を展開しています。
バックナンバー一覧はこちらから >
お知らせ

お知らせ

プレスリリース

メディア掲載出演実績

お知らせ
西辻一真書物コーナー