MY FARM

  • 会社概要
  • お知らせ
  • 事業内容
  • 企業ご担当者様へ
  • 採用情報
  • お問合せ
  • 農地活用
ホーム > 西辻一真の書き物コーナー【#040】

#040【海外で日本の農産物を見たことありますか?(2013年7月初掲出)】

  • 海外で日本の農産物を見たことありますか?
     先日、地元の福井県に出張で向かう電車の中から、黄金の国「ジパング」の春バージョンを見ました。一面に小麦畑が広がる新緑に金色の畑。非常にきれいな景色でした。さらに福井平野まで行くと、水をはった水田が鏡のように見えて昔ながらの日本を思い出させてくれました。私は、その水鏡を見ながら秋の稲穂の姿を待たずして2回も黄金畑を見ることができるなんて、あらためて日本は幸せな国だと思ったのです。
     翌日の農林水産省での会議でこの幸せボケをしていた自分を叩き起こしてくれる発言を耳にしました。「日本の農産物輸出が平成20年から下降を辿っているのは原発が問題なのではない。海外での日本の農産物の質が低くなってきているからで、他国の品質があがっているからである」という発言でした。それを受けて農林水産省側も「それは承知しており対策を練っている」と回答しました。メディアの報道によると日本の農産物輸出は原発問題で減少している、とされていますが、実は数字をよく読むと地震の前から下がってきていることがわかります。なぜかというと国内で破棄されてしまうような農作物や商品にならないものを輸出に回すブロー カーが多く存在していて、それらをメイド・イン・ジャパンで販売しているケースが多いからです。ニュースで目にするような青森のりんごが高く売れる、山梨のぶどうが海外で重宝されているというほんの一握りの優良事例だけを見て、全体もそうだと思い込んでしまっています。一方、競合となる他国の場合は、○○国には、こんな需要があるからこのニーズに応える良い産物を作ろう、とマーケットに応じた野菜を作っています。品質も年々あがっています。例えば韓国は、新鮮野菜を届けるために、空輸を工夫し、日本よりも数日早くスーパーなどに届けているのです。まさに「新鮮」を売りにして輸出しているとのこと。政府は、日本の野菜はいい野菜だから海外に持っていけばすぐ売れる、と思っていますが、農林水産省が把握されているように、きちんと「いい野菜の基準、お墨付き」をつけないと、このままでは国内の使われない野菜が大量に出荷されている状況が放置され、ジャパン・ブランドが失墜することは日に見えています。日本の農業は晴耕雨考で読書も大事ですが、考え抜いて自間自答をし、さらなる戦略を練って、晴れの日の行動に生かさなければいけません。
バックナンバー一覧はこちらから >
お知らせ

お知らせ

プレスリリース

メディア掲載出演実績

お知らせ
西辻一真書物コーナー