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ホーム > 西辻一真の書き物コーナー【#041】

#041【人間と野菜の関係(2013年9月初掲出)】

  • 人間と野菜の関係
     先日、TVのニュースで毒キノコを食べた方が亡くなったという報道がありました。とても気の毒な話です。そして、驚いたのと同時に思い出したことがあるのです。先月、農家の方のお宅へ行った時のことです。そこにある青トマトが目に入り、一つ食べてみようと思い、その場で手に取って食べたのです。少し渋い味がしたのですが、顔をしかめながらも食べていたところ、農家の方から「この青トマトはダイエット効果があるらしいよ」と言われました。多少味は渋くとも、それはラッキーだと思い、結局6玉くらい食べたのです。ところが翌日、かなりの腹痛 に襲われ、トイレから出られなくなりました。何かにあたったのかと思い返してみたところ、トマトを食べたことしか思い浮かばなかったのです。そこでマイファームアカデミー(現マイファーム アグリイノベーション大学校)の講師に聞いてみたところ、「青いトマトはトマチンという毒が入っているから人体によくないですよ」と言われたのです。
     私はそのことをきっかけに、「野菜と人間の関係」について興味を抱きました。すぐに記述のある文献を読み漁り、とても面白い情報をたくさん得たのです。例えば、もともと野菜というものが、自然界に存在する植物の中の人間が食べられる一部のものだけを抽出した作物群のことを指しているということや、種類としては世界に約20万種類ほど(数については諸説あります)が存在しているということなどを知り得ました。他にも、私たちが普段から耳にする野菜の名前は150種類程度であることや、野菜の定義の中には「食べられるもの」という基準があることなど、言われてみればなるほど、というような情報がたくさんありました。
     私はこれらの情報を得て考えたのです。変化し続ける自然と、この現代社会において、私たちの体内構造が許す限り、食べられる野菜を増やしていくことは重要ではないだろうかと。また、例え量は少なく僅かであっても、色々な野草や今は雑草と呼ばれている植物等を食べる練習をし、次世代に品種のバリエーションを増やしてあげることが必要なのではないかと。
     考えても見てください、人類で初めてタコやエリンギを食べた人がいるのです。そのすごさに少なからず感動し、感謝しながら、私は多少お腹を壊したとしてもチャレンジしてみたいと思うのです。仮に今は雑草と呼ばれる植物を口にし、人体への害がなく(又は少なく)「これはいけそうだ!」という物があれば、ぜひ皆さんに少量でも食べてもらって、次の世代に新たなる野菜を届けてもらいたいとさえ思うのです。
     ただ、スイセンやトリカブトなど、人体に害を及ぼすことが周知の事実であり、すでに食べてはだめ! とわかっている植物もあります。つまり、道端の雑草をまずは食べてみてください、と安易に薦めているわけではないのです。
    さらに私は、「野菜と人間の関係」は「男女の関係」に似ていると感じました。1万年も前に偶然出会った者同士、相性が良く、その関係性がずっと続いているのですから。そう思うと、相手の遺伝子を組み替え、食べやすくすることが、倫理的にどうなのかと疑問を抱かずにはいられません。人間も野菜も進化し、変化し続けています。その流れに合わせ、お互いが変化していくことの方がずっと、自然で人間的だと思いませんか。
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