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ホーム > 西辻一真の書き物コーナー【#048】

#048【林業・農業・漁業(2014年3月初掲出)】

  • 林業・農業・漁業
     私は耕作放棄地を再生し農業をしながら、今までのモデルにはなかったまったく新しいモデルを作り上げたいと考えています。まず、新しい価値をそこに生み出すこと。その際に着目することが3つあります。
     1つ目は「その土地の今にとらわれるのではなく未来を見る」こと。私は目を瞑ってその場所が10年後、20年後、30年後にどのようなになっているかを想像します。その時の自分の頭の中に浮かんでくる風景は、おそらく私が持ち合わせている情報を全て包括的に網羅したもので、社会情勢や自然現象を反映しているものだと思っています。普段から私は、人一倍耕作放棄地を何とかしたいと考えています。日々、その事業を通し、社会情勢の変化を感じ、毎年起こる自然災害と徐々に変化する自然現象を体感した上で頭に浮かんでくるその風景は、ある一定の正しさを持っていると思います。
     2つ目は「耕作放棄地だからといってその土地に何かが足りないのではなく、そこには多くの素敵なものが眠っている」という発想のもとに物事を考えることです。耕作放棄地の多くについては「長年使われていないがために再生には100万円以上かかる」とか、「そもそも土に栄養がない」などといわれがちです。しかしその一方、「自然淘汰の中で微生物の数が適切に存在している」「自然な団粒構造ができている上に、たくさんの虫がいて多様性が保たれている」と考えると宝の宝庫なのです。既にそこに「ある」ものを生かす、未来に残す、という発想です。それらに縛られているようにも思えますが、違った角度から見れば、過去の遺産を次世代に繋いでいく事業であるとも言えます。その意味では非常に面白く、伝統・文化の継承にもつながってきます。真っ白なキャンパスに絵を描くことも素敵ですが、モナリザの絵を修復したり、遺跡を再現したりすることも素晴らしいことだと思いますし、耕作放棄地で農業をする魅力はまさにこういうところにもあるのではないかと思います。
     そして3つ目に大切にしていることは「農業を農業だけでとらえず、森 林や海ともつながっている」という視点を大事にすることです。この視点を持っていると自然は循環していることに気づき、視野が広くなると同時に発想がダイナミックになります。先日、TVで魚の漁場を生かすためにその川の上流の森林の整備をしたというドキュメンタリーを見ましたが、まさしくその視点だと思っています。もし農業をするのであれば、農地だけを見るのではなく、自然全体を見てどのように調和し利用共生しながら生きていくのかを考えると、もはや農業はただの第一次産業ではなく、自然利用産業として見えてくるものがあります。二次産業・三次産業との連係という縦のつながりに加え、第一次産業同士でもやれることがたくさんあるのではないかと思うのです。耕作放棄地を前にし、こうした広い視野に立ち考えることで、私はマイファームの事業をワクワクしながら進めています。
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