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ホーム > 西辻一真の書き物コーナー【#051】

#051【2016年はオーガニック元年になるのか(2016年1月初掲出)】

  • 2016年はオーガニック元年になるのか
     今年の農業界を一文字で表すと「挑」です。
     今年は昨年と違い、TPP交渉に揺れることなく、その対策こそがメインとなってくる年です。そしてその中で、様々な挑戦が必要になるでしょう。
    日本の消費者は「選択し判断する力」を大いに試されると思います。おそらく2016年より、海外からのオーガニック野菜が大量に輸入されるでしょう。スーパーの棚には「国産野菜」と「海外オーガニック野菜」が並ぶだろうと言われているのです。
     日本のオーガニック栽培をしている農地面積は全農地の0.4%。海外は軒並みその10倍以上の面積です。日本はオーガニック後進国といえる訳ですが、その原因は気象条件や栽培面積の大小ではありません。また、栽培方法が難しいといった問題でもないのです。消費者が野菜を買う際に、「国産」なのか「オーガニック」なのかを「おいしい」という判断軸ではなく価格で判断し、その判断こそが軸になっていることが原因の1つではないでしょうか。「オーガニック野菜」というと一般的には「体によさそう」「おいしそう」でも「高い」とされていますが、そこには多くの誤解が含まれています。例えば、私の経験上、おいしくないオーガニック野菜は(残念ながら)存在します。「高い」のは、中間業者が勝手にプレミアムをつけているという現実もあるでしょう。逆に、おいしい国産野菜というものも勿論たくさん存在していますし、農家の職人技と知恵の結晶のような素晴らしい国産野菜もあります。
    そのような状況の中、海外から国産野菜と同等の価格の野菜が入ってきて店頭に並んだ時、消費者がどのような判断軸をもって野菜を購入するか、これは一つの大きな鍵となるでしょう。さらに、おそらく飲食店は「国産野菜100%」という特徴から「オーガニック100%」へと移行が始まると推察されます。消費者はスーパーで野菜を購入する際、まさに「おいしい」の基準とは何だろう?ということを問われるのです。つまりオーガニックだからおいしい、安全、または国産野菜だからおいしい、安全、という決め付けに近い誤った計算式は一旦リセットをされ、本当においしい野菜は何だろう?ということを追求していく必要に迫られると言うことです。そして、これをきっかけとして、国内産のオーガニック野菜の価値を再認識することができれば、何よりだと感じます。
     2020年オリンピックの時、海外の方々が、日本の国産オーガニック野菜、国産野菜に称賛を送ってくれるようなことがあれば、日本の農業界にも活気が出るのではないかと思います。
    今後、私自身は、慣行農法対オーガニック農法の構造ではなく、共存の時代がやってくるのではないかと期待しており、それが後々日本の農業の特色に繋がれば、まさに、世界の中での日本農業の立ち位置が見えてくるのではないかと考えています。
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