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ホーム > 西辻一真の書き物コーナー【#054】

#054【2016年04月初掲出】

  • 誰でもできることは仕事になるだろうか
     突然ですが、先日衝撃的な場面を目にしました。
    私をゲストで呼んで頂いた県立の農業大学校の先生が卒業生に対しての訓示で「卒業生のみなさん、農業界は人にも自然にも優しい産業です。決して自然に逆らうかのように難しい作物づくりをせずに誰でもできる農作物を生産して失敗をしてもすぐにやり直しの利く野菜を生産してまずは安定生産を目標にしましょう。」とおっしゃっていました。
    その前の基調講演で私が「他の人や場所で生産できない農作物を見極めてマーケットインとプロダクトアウトの真ん中でイノベーションを起こして新しい風を吹き込んで楽しんでいきましょう」といった後だったのでおそらく卒業生の方々は混乱したと思います。
    もちろんその会場にいた方々に伝えたいことは様々な意見があるんだなということで選択を自分でしてもらえばいいのですが、まったく正反対だったので驚きました。私に期待したことが何だったのかが見えなくなってしまったこともあるのですがそれよりも農業界の変革期がここにある、と思いました。
     過去の農業は生産してなんぼ、これからの農業はお客さまが評価してなんぼ、であり何でもいいから生産を、という時代ではなくなっていると思います。農作物を食べる消費者の方々がその野菜をどうやって見つけて、どのように食べて、どのようにおいしさを感じるかを生産する人がその情報を掴んで生産しなければいけないフェーズに入ってきており、今後10年間の間に、農業経営者と生産者に極端に分かれていく構図が見えてきています。
     先日、自民党農林部会長の小泉氏もおっしゃっていましたが「現在の農家の数は215万人、10年後の農家の推定数は90万人になるといわれている。しかし、それは新規で毎年2万人の人が新規就農して初めて達する数値である」という事実。
    この2万人をできるだけ農業経営者側に寄せていかなければ90万人になったときに従来通り、生産者の方が90万人では日本の農業は同じように衰退の一途をたどっていってしまうのでこの90万人にできるだけたくさんの農業イノベーターを入れなければいけないと思っています。そうすることできっとまた新たに雇用という形で農業界へ人材が流れ込み、産業が活性化をして日本で農業をしたい!という人たちが増えてきて日本で暮らす人も、それだけ面白い産業なら趣味レベルからでも始めてみようかということで自産自消のある社会に入ってこられるのではないかと推測しており、新たな切り口からの入り口を想像しています。
    そして、結果的に農業という産業が形成され、農のある暮らし=自産自消ができる社会が浸透している社会になれば日本は世界で一番平和な国になるのではないかと考えています。さて今年もそろそろ春夏野菜の植え付けシーズンがやってきました。毎年季節を感じながら仕事をしている私の生活は、平和であり幸せです。
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