[ Pick upレポート ] Pick up Report

女性農業者の活躍や事業の様子をピックアップして発信します!

2022.03.26一人でやれないことをやるために 【群馬県 中島 沙織さん】


全国で活躍する女性農業者を紹介していく連載企画!

それぞれの想いや独自の取組みに触れて、共感したり、農園をフォローしたり…。皆さんとそんなつながりが生まれたらうれしいです。

紹介する皆さんは、2021年度に実施した「女性農業コミュニティリーダー塾(農林水産省事業)」に参加・卒業された方々です。

 

今回の取材先:中島 沙織 さん(群馬県)

 

中島さんについて教えてください。

群馬県と埼玉県で米麦やネギやカリーノケールなど数種類の野菜を生産販売しています。農業生産法人で勤め、30歳のときに独立して今では15haまで広がりました。関わっているOTA FACTRYでは地元の牛乳を使ったプリンの製造販売も手がけています。その他にも「日本の台所」という食の大切さを伝えるイベントも実施していて、色々やっているようにも見られがちなんですが、メインは農家です。

 

リーダー塾を受講したきっかけはなんですか?

コミュニティには恵まれていましたが、もっとリーダーシップを学びたいと思い参加しました。農業委員をしていたとき誰も受けられない広い耕作放棄地が出てきて、そういった課題を解決していくにはリーダーシップを発揮してチームやコミュニティで動くしか無いと感じました。そんな時に畑を畑として残していける力になりたいと思って参加しました。

参加してみての感想は?

広報や集客などワークショップをやったのですが、その過程が自身の会社やコミュニティでも活かせると感じました。また、性格診断のような普段やらないワークショップも行ったことが珍しくて面白かったのと、アプローチを人ごとに変えていくことを学べました。

なにより、全国の志ある仲間と出会えて今もSNSで繋がれていることが嬉しかったです。

 

今後の取り組みを教えてください。

惣菜製造や瓶詰めにも取り組んでいきたいです。夫がやっている八百屋には惣菜がないので、惣菜やレシピを提供できることで野菜を身近になる人を増やしていけたらと思います。また、「日本の台所」の食の大切さを訴えるイベントを各地でやっていきたいと思っています。

 

最後にひとことお願いします。

日本の台所のイベントを今後も続けていくのでInstagramでご覧ください。

https://www.instagram.com/nihon.daidokoro/