[ Pick upレポート ]
女性農業者の活躍や事業の様子をピックアップして発信します！
2022.03.28仲間とつくる農村の未来 【富山県 稗苗 史絵さん】
全国で活躍する女性農業者を紹介していく連載企画！
それぞれの想いや独自の取組みに触れて、共感したり、農園をフォローしたり…。皆さんとそんなつながりが生まれたらうれしいです。
紹介する皆さんは、2021年度に実施した「女性農業コミュニティリーダー塾（農林水産省事業）」に参加・卒業された方々です。
今回の取材先：稗苗（ひえなえ） 史絵さん（富山県）
稗苗さんについて教えてください。
富山県魚津市で水稲といちじくを生産しています。昨年まで家族経営の「ひえばた園」として農業をしていましたが、2022年2月22日に松倉地区の仲間と「株式会社NOROSHI FARM」として再出発したばかりです。NOROSHI FARMは集落の耕作放棄地を出さないようにし、農村の景色を守っていこうという想いで立ち上げました。地域内外から人を呼び込み、農業や文化の体験ができる里山づくりをしていきます。
私はNOROSHI FARMで主に加工品部門を担当しています。
リーダー塾を受講したきっかけはなんですか？
研修に申し込んだ時には、新法人を立ち上げることは決定していました。チームの一員として、地域の一員として、もっと力をつけたいなと思っていたタイミングで研修のお話を聞き、これだと思い参加しました。
参加してみての感想は？
全国の先進的な女性農業者や先生とつながることができたのがとにかく良かったです。オンライン開催だったので会えなかったのですが、今後何かあった時に相談したいと思える仲間になりました。終わった今でも月1回の定例会で集まることになっています。また、今まで主人が説明してきたことを自分の言葉でも伝えていきたいと思い参加したのですが、研修を経て、ただ伝えるだけでなく自分の思いも胸を張って言えるようになったことが大きな変化です。
今後の取り組みを教えてください。
自分のやることがより明確になったので、あとは前に進んでいくだけです。具体的には、今も取り組んでいる米粉のおやきを多くの人に届けていきたいです。おやきを通して松倉地区のことを知ってもらい、人が集まるようになり、みんなが「ここに生まれて良かった」と誇れる地域にしていくことが目標です。
研修の時点ではまだ思うようにできない内容もあったのですが、今後自分で取り組めるタイミングになったらきっと役立つので忘れずに磨き続けたいです。
最後にひとことお願いします。
松倉にお越しいただき、一緒におやきを食べましょう！