開催概要
フードバンク団体が食糧を必要としている人に確実に届けるためには、企業や生産者などからの長期的な食品寄贈の協力が不可欠です。そこで、食品寄贈量を増やしたいフードバンク団体向けに「食品寄贈量アップを目指す フードバンク団体が取り組む3つの戦略的アプローチ」というセミナーを開催します。
本セミナーでは、一般社団法人全国フードバンク推進協議会代表理事であり、新設フードバンク団体の立ち上げ支援や育成、企業との連携促進の経験を豊富にもつ米山廣明氏に講師として登壇いただきます。食品寄贈量を増やすための効果的な広報・発信、食品寄贈者を含めた地域連携、そして食品寄贈者の信頼を得るためのリスク管理という観点から食品寄贈量を拡大するための具体的な戦略と成功事例を解説いただきます。潜在的な食品寄贈者の関心を喚起し、寄贈を促進させるための考え方と手法を身につけることができます。
当日は講義のほかに参加者同士が意見交換し、お互いの取組を共有することで、効果的な学びを得られるように設計しています。食品寄贈量を増やすために具体的な手段を模索したい方々にとって貴重な機会です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
※ 本セミナーは録画、編集し、後日配信予定です。
第2回 企業など食品寄贈者を含めた地域連携
「地方部だから食品が集まらない」「食品寄贈をお願いしたら支店では決裁できないと言われた」という悩みがよく聞かれます。企業や生産者との最初の接点をどう作るか、活動の意義性をどう伝えるか、他の地域団体と効果的に連携するには、等の視点から、他のフードバンク団体の取組を紹介します。また、参加者からも実体験を共有してもらい、実践のヒントが得られるようにします。
第3回 食品寄贈者からの信頼を得るためのリスク管理
フードバンク団体が食品寄贈者からの信頼を確立するために重要なトピックを取り上げます。具体的には、食品衛生管理の基本原則や衛生基準の遵守について解説します。また、トレーサビリティがなぜ必要なのか、具体的な実践方法について、現場で使用されている書式や管理方法を用いながら説明します。
2008年のフードバンク山梨設立時よりフードバンク活動に携わる。フードバンク活動全般、組織基盤強化事業、生活困窮者への相談支援事業、就労準備支援事業等の新規事業の他、行政への事業提案を主に担当。2015年11月の全国フードバンク推進協議会設立時より事務局長を務め、2022年1月より代表理事。 新設フードバンク団体の立ち上げ支援や育成、企業との連携促進、中央省庁や国会議員に対する政策提言活動を行っている。