開催概要
フードバンク活動が持続的に発展するためには、資金獲得が欠かせません。そのような背景から、助成金の活用を検討しているフードバンク団体向けに、「助成金獲得への第一歩 フードバンク事業の企画立案のコツとは」というセミナーを開催します。本セミナーでは、助成金に関する基礎知識から申請書の書き方のコツまで、実践的なスキルを学ぶことができます。
セミナーの講師には、認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズの常務理事兼事務局長であり、14年にわたる中間支援の豊富な実績を持つ大野覚氏と、NPO法人フードバンクふじのくにの事務局次長で、静岡県全域のフードセーフティネットの構築に尽力されてきた鈴木和樹氏を迎えます。講義では、助成金の考え方から実際の申請書の書き方まで幅広いトピックをカバーします
セミナーでは、講義や実践型演習を組み合わせて、参加者の皆様が団体の状況に即して効果的な学びを得られるよう設計しています。助成金申請に挑戦したい方や、より説得力ある申請書を書けるようになりたい方にとって、貴重な機会となります。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
※ 本セミナーは録画、編集し、後日配信予定です。
第2回 自団体や活動について客観的理解を深める
助成金申請書を作成するために、自団体の活動目的、活動内容、そして活動実績などを整理し、資金を獲得するための理由が論理的に結びついているかを確認します。また、団体の強みや弱みを把握して、地域での立ち位置を明確にする重要性についても学びます。講義では、実際の申請書フォーマットに骨子を書く演習も行います。
第3回 説得力ある申請書の書き方を学ぶ
最終回では、申請書の書き方のコツを詳しく説明します。受講者が第2回で書いた申請書を例にとりながら、資金提供者の意図に沿った事業の切り口や見せ方、説得力のある予算の計上方法などを学びます。また、助成金申請書の書き方でつまづきやすいポイントにも焦点を当て、対処方法を解説します。
大野覚(第1回、第3回 講師)
認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ 常務理事・事務局長
ニューヨーク市立大学大学院バルーク校行政学修士NPO運営コースを2008年に修了。同大学環境プログラム研究職に1年従事した後、2009年よりコモンズにて活動。市民活動の相談対応や講座開催、行政の協働推進施策支援、企業のCSR活動支援、ESD及びSDGs推進、いばらき未来基金や子ども食堂サポートセンターいばらき、NPO法人会計基準協議会の事務局も担当。非営利法人の設立、助成金申請、自主財源拡充、NPO法人会計、労務管理、広報、ファシリテーション、組織ガバナンス、行政や企業などとの協働、子ども食堂などに関する研修講師も務める。NPO法人フードバンク茨城理事長、認定NPO法人日本NPOセンター理事など、各種団体の役員、行政の委員会委員を兼務。
鈴木和樹(第2回、第3回 講師)
NPO法人フードバンクふじのくに 事務局次長
静岡県内の多くの団体と共に、フードバンクふじのくにを設立。静岡県内で食料支援を受けられる仕組みを構築する。行政や社会福祉協議会との協働が得意。フードバンク以外にも、生活困窮者支援団体POPOLO事務局長として、年間100人以上の住居のない方々の自立支援を行っている。NHKクローズアップ現代、ハートネットTVに出演実績あり。