【基礎セミナー ファンドレイジング】
フードバンクのためのファンドレイジング実践講座
成功する寄付集めと組織基盤の構築
(参加者募集中 7/31、8/30、9/17開催)
開催概要
ファンドレイジングについて悩みを抱えているフードバンク団体はとても多いです。「活動を持続させていくためには、助成金ではなく寄付を集めたい」という声をよく聞きます。
本セミナーは、令和5年度に開催したファンドレイジング講座(アーカイブ配信準備中)の実践編として位置付けられます。寄付集めを既に実践している(もしくはこれから取り組む)団体を対象に、継続して取り組むための目標設定のコツ、支援者に響くコミュニケーションの考え方、ファンドレイジングを支える広報や組織基盤づくり、意識醸成の重要性を学びます。講義ではフードバンク団体のファンドレイジング事例も豊富に取り上げます。
・自団体なら、どのように寄付集めに取り組むことになるのか。
・支援者と長期的な関係性を築くために、どんなコミュニケーションをすれば良いのか。
・一過性ではなく中長期的にファンドレイジングに取り組める組織を作りたい。
このような問いに対して、これまで多くの団体のファンドレイジングを支援してきた講師と、ファンドレイジングを実践してきたフードバンク団体とともに学び考える機会になればと思っております。
※ 本セミナーは録画、編集し、後日配信予定です。
対象者
・フードバンク活動従事者
・フードバンク団体の広報・発信、資金調達、渉外・法人営業の担当者
・フードバンク活動の実績が寄付に繋がらない悩みがある団体
・寄付集めに取り組みたいが、何から初めて良いのか分からない団体
・寄付集めに心理的ハードルがあり、行動に移せていない団体
日時
・第1回 2024年7月31日(水)16:00〜18:00 (申込み期限7月29日)
・第2回 2024年8月30日(金)16:00〜18:00 (申込み期限8月28日)
・第3回 2024年9月17日(火)16:00〜18:00 (申込み期限9月13日)
内容
・第1回 寄付を集める目的と目標を正しく定めよう
一般的にファンドレイジングの成果が出るまでは時間がかかりますが、最初に適切な目標を定め、早い時点で小さな成功体験を積むことが継続のコツです。自団体の強みを正しく認識したうえで、なぜファンドレイジングをするのか、いつまでにいくら集めたいのか、どうやって集めるのかなど、適切なファンドレイジングのスコープを設定します。講義では、講師が支援したフードバンク団体のファンドレイジング事例も取り上げます。
♢事前課題:
・昨年度のファンドレイジング講座「支援者との共感を生むメッセージづくり フードバンクを支えるための効果的なファンドレイジング戦略の作り方」第1回〜第3回の視聴
・自団体の強みを探すワーク
・第2回 寄付集めは仲間集め。支援者視点でコミュニケーションを考えよう
寄付のお願いは気がひけるという方が多いと思いますが、仲間集めのひとつだと捉えることで、その心理的ハードルはぐっと下がります。自団体が働きかけたい支援者の関心と価値を考えながら、寄付集めのメッセージの種類と使い分けについて学び、自団体の寄付集めの施策に役立ててもらえるようにします。講義では、講師が支援したフードバンク団体のファンドレイジング事例も取り上げます。
・第3回 ファンドレイジングを支える組織基盤と考え方。フードバンク山梨の実践
フードバンク山梨は10年かけて会費・寄付収入を約28倍に伸ばしてきました。2013年度には約350万円だった会費・寄付収入は2022年度には約1億円になり、収入の64%を支えています。講義ではファンドレイジングの実践方法だけではなく、実践を支えるための広報や組織基盤づくり、意識醸成にどのように取り組んできたのか、その変遷と実践からの学びを共有します。
講師
・第1回 久保 匠(日本ファンドレイジング協会 法人連携推進パートナー)
大学卒業後、愛知県知多半島に拠点を置く福祉系NPO法人に就職し、障害者支援に携わる。2018年4月より日本ファンドレイジング協会に入職し、法人向けのファンドレイジング力向上プログラムに従事する。2022年1月より独立し、NPO、ソーシャルビジネス等の資金調達、事業創造、社会的インパクトマネジメント、クロスセクター連携創出を行っている。また、融資、助成金資金提供業務、Social Impact BondやPay for Successを活用した成果連動型の公民連携事業にも取り組む。様々なスタートアップや非営利組織の役員・アドバイザー、中京大学講師、経済産業省 北海道経産局事業『成長型中小企業等研究開発支援事業 オープンイノベーション・技術開発促進事業』専門家、上川町ソーシャルビジネスアドバイザー等。 |
・第2回 御手洗 薫(株式会社岡澤商店)
東京生まれ。日本女子大学理学部卒。外資系IT企業にて、エンジニア、マーケティング、営業を経験後、2017年認定NPO法人フローレンスに入社。入社後は、法人寄付、遺贈寄付の立上げを担当。2022年9月よりフローレンス・こども宅食応援団で業務をしながら、様々な団体に向け、事業戦略策定、ファンドレイジング伴走支援、ファンドレイジング研修などを行っている。 【実績】 認定NPO法人フローレンス(法人寄付・遺贈寄付)/一般社団法人こども宅食応援団(ふるさと納税・食品寄付)/子どもの居場所事業複数団体(ファンドレイジング伴走支援)/フードバンク活動強化緊急対策事業(専門家派遣業務)/日本ファンドレイジング協会(研修講師) |
・第3回 米山 けい子(認定NPO法人フードバンク山梨 理事長)
認定NPO法人フードバンク山梨理事長、元全国フードバンク推進協議会代表、消費者庁食品ロス削減推進会議委員、中央市子どもの貧困対策推進会議委員。2008年7月生活協同組合パルシステム山梨理事長を退任。2008年10月フードバンク山梨を設立。山梨モデルとして行政との協働で「食のセーフティネット事業」を展開。2015年8月全国初の「フードバンクこども支援プロジェクト」を実施。「子どもの貧困対策連携協定」を県内11自治体と締結し学校との連携を開始。(現在114校) 団体受賞歴:2014年第1回食品産業もったいない大賞審査委員会委員長賞受賞。2016年関東商工会議所連合会長表彰(ベスト・アクション表彰)、あしたのまち・くらしづくり活動賞振興奨励賞受賞。2016年グッドデザイン賞、第22回NHK関東甲信越地域放送文化賞受賞。2017年第2回賀川豊彦賞受賞。2019年エクセレントNPO大賞・課題解決力賞、 第50回博報賞・教育活性化部門・文部科学大臣賞受賞。 |
実施方法
オンライン(Web会議ツールのZoomを使用します)
※ URLは、お申し込みの方に前日までにご連絡します。
※ 発言できる環境のご準備をお願いします。
期待される効果
・寄付集めが難しくて手がつけられないものではなくなる
・明日から行動できる小さなアクションが見つけられる
・支援者の「関心」と「価値」に基づいたコミュニケーションや寄付集めの施策が考えられるようになっている
・寄付集めの実践において、広報や組織基盤づくり、団体内の意識醸成に取り組む重要性が理解できている
参加費
無料
定員
50名程度
申込期限・申込方法
各回開催日の2日前24時までに以下のURLよりお申し込みください。
https://forms.gle/ttN36zUAWBqF2t1D8
お問い合わせ
株式会社マイファーム(フードバンク活動強化に向けた専門家派遣等委託事業 事務局)
担当:三浦、太田、細田
E-mail:foodbank@myfarm.co.jp
Tel:050-3668-4132