【基礎セミナー 食品提供とロジスティクス】
「フードバンク運営のきほんのき
~ 食品提供とロジスティクス(場所・輸送手段と在庫管理)における基本的な考え方~ 」
(参加者募集中 12/18、1/22開催)
開催概要
フードバンクのための基礎セミナーは、専門家によるアドバイスや自学研鑽を行う際に、まなびの質を高め成果を最大化するために、身に付けておきたい基本的な考え方や基礎知識を学べる講座です。
今回ご案内する基礎セミナーのテーマは「食品提供とロジスティクス」。
寄贈食品を保管・記録し、必要な場所や人に提供するフードバンク活動に不可欠な「適正な食品提供をするための考え方」と、「ロジスティクス(場所・輸送手段と在庫管理)」の2つのテーマについて、日本初のフードバンクである特定非営利活動法人セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)のマネージャーである坂本様と吉村様を講師に、2HJの実践と考え方をご紹介いただきます。
「寄贈いただいた食品が、提供先の施設や団体、個人に適切に活用されているか不安」
「食品を保管する倉庫や食品の配送方法に悩んでいる」
「食品提供の記録など改善のアイデアが欲しい」
不安や悩みを感じたことない団体はほとんどないのではないかと思います。
講師と一緒に、参加いただいたみなさまと共に各テーマについて学び考える機会になればと思います。
※本セミナーは録画、編集し、後日配信予定です。
参加対象者
・フードバンク活動従事者
・フードバンク団体の在庫管理などロジスティクス担当者
・提供食品が適正に利用されているか不安を感じたことがある団体
・倉庫や配送の方法について悩まれている団体
・在庫管理ツールの改善、導入を検討されている団体
日時
<第1回 テーマ 「適切な食品提供」 >
2024年12月18日(水)15:30〜17:30 (申込み期限12月16日)
<第2回 テーマ 「ロジスティクス」 >
2025年1月22日(水)15:30〜17:30 (申込み期限1月20日)
内容
<第1回 テーマ 「適切な食品提供」 >
フードバンクから福祉施設やフードパントリーに食品を提供する場合、限りある在庫をコントロールしつつ、提供先のニーズに合った提供が求められます。
また、さらにその先の個人・世帯に向けては、例えば世帯ごとの食品提供パッケージを作成する場合は、世帯の人数や年齢層の確認はもちろん、支援機関の関わり具合や、アレルギーの有無、水道、ガス、電気などライフラインの状況に応じ、提供する食品を吟味されていると思います。
適切な食品を、適量提供するために必要な情報と提供の仕方について、セカンドハーベスト・ジャパンの対応をご紹介いただきながら、フードバンクが「食品を適正に分配する」ということについて、参加者のみなさんと一緒に考えたいと思います。
最近、取り扱いが増えている冷凍・冷蔵品の提供における注意点などについてもご紹介いただきます。
また、大量の食品提供が来た際の対応など、新潟県フードバンク連絡協議会の対応事例を紹介いただきます。
■プログラム(予定)
・講話
「適切な食品提供 ~食品提供にあたり必要な情報と提供の方法~」
特定非営利活動法人 セカンドハーベスト・ジャパン
フードバンクチームマネージャー 坂本 瑶子さん
・食品提供の事例紹介
新潟県フードバンク連絡協議会 事務局長 小林 淳さん
・質疑応答/意見交換
<第2回 テーマ 「ロジスティクス」 >
フードバンクは企業などからの寄贈食品を受けとり、保管・記録して、必要な施設や団体、人へ食品を提供します。食品の輸送、入出庫の管理、寄贈食品のデータ化(トレーサビリティ)などは不可欠な業務です。
フードバンク活動の根幹となるそれら活動について、場所や輸送手段、在庫管理などセカンドハーベスト・ジャパンの対応と管理についての考え方をお聞きし、ロジスティクスの重要性について参加者のみなさんと考えたいと思います。
また、現在農林水産省のフードバンク活動における食品の取扱い等に関する手引きにも在庫管理のツールが紹介されていますが、団体で開発されたツールを公開されている団体や、有料のシステムもあり、どれを使ったらよいのか悩まれている団体があるかもしれません。ツールを選ぶ際のポイントについて事務局よりご紹介いたします。
■プログラム(予定)
・講話
「フードバンク活動の根幹としてのロジスティクス ~場所・輸送手段の重要性と在庫管理~ 」
特定非営利活動法人 セカンドハーベスト・ジャパン
ロジスティクス担当マネージャー 吉村 雅志さん
・質疑応答
・在庫管理ツール選定のポイント
マイファーム事務局
講師紹介
特定非営利活動法人 セカンドハーベスト・ジャパン
フードバンクチームマネージャー 坂本 瑶子さん
2015年にセカンドハーベスト・ジャパン入職。以来一貫してフードバンクチームに所属、食品企業からの寄贈対応から提供先団体への対応まで幅広く担当。プロジェクトとしては、2017年の埼玉拠点立ち上げや、「10万人プロジェクト」におけるフードパントリー開拓に従事した。現在は、フードバンクチームマネージャー。 |
特定非営利活動法人 セカンドハーベスト・ジャパン
ロジスティクス担当マネージャー 吉村 雅志さん
2018年にセカンドハーベスト・ジャパン入職。フードバンクチームに所属し、基幹倉庫である埼玉拠点の責任者として従事。2020年には寄贈品管理システムを刷新。現在はロジスティクス担当マネージャーとして、ロジスティクス全般を担当。 |
新潟県フードバンク連絡協議会 事務局長 小林 淳さん
行政や企業、地域コミュニティやNPO等の協働を推進し、市民による社会公益活動を促進するNPO法人NPOさんじょうにおいて事務局長として15年目を迎え、新潟県内外約100団体の事務局を担う。 新潟県フードバンク連絡協議会は現在25団体の地域フードバンクが加盟。昨年度は全県で約1,500トンの食糧品を取扱うとともに、ひとり親家庭等生活困窮世帯へ年間10万回を超える直接支援を実施。 |
参加費
無料
定員
50名程度
申込期限・申込方法
各回開催日の2日前24時までに以下のURLよりお申し込みください。
https://forms.gle/aGYCEpgGpjgbEfit6
お問い合わせ
株式会社マイファーム(フードバンク活動強化に向けた専門家派遣等委託事業 事務局)
担当:三浦、太田、細田
E-mail:foodbank@myfarm.co.jp
Tel:050-3668-4132