福島県南相馬市『みらい農業学校』第3期入学生の募集を開始!
~復興のまちで「合う農業」と出会う~

2025年7月1日
プレスリリース

「自産自消のできる社会をつくる」を理念に掲げる農業ソーシャルベンチャー株式会社マイファーム(京都府京都市、代表取締役:西辻 一真) と福島県南相馬市(市長:門馬 和夫)は、2024年4月に開校した「みらい農業学校」の第3期生の募集を開始いたします。本校は、1年間で農業の基礎を学ぶとともに、卒業後の「雇用就農」を見据えた実践的なカリキュラムを提供しています。

本校は、東日本大震災以降、農地の再編や農業の担い手不足といった課題解消を目指す福島県南相馬市が、雇用就農に特化した人材育成の拠点として「みらい農業学校」を開校しました。
地域農業の復興に向けて前進しつづける南相馬市と、農業人材育成に実績のあるマイファームが連携し、次世代の農業を担う人材の育成に取り組んでいます。

 

1.募集概要

 

令和8年4月に入学する第3期生を下記の通り募集します。

・開講期間  :令和8年4月~令和9年3月(1年間/2学期制)
・総受講時間 :1,561時間(令和7年度実績) 週5日程度/全日制
・定員    :15名
・入学要件  :年齢制限はございません。※高校卒業程度の学力を有する方
・費用    :受講料300,000円(税込)※その他農業検定受験料や傷害保険等負担あり
・出願期間  :令和7年7月1日(火)~令和8年2月27日(金)

※募集期間中であっても定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます。
※ご入学の方には、在学中の市営住宅あっせんや移住サポートを実施しています。
また、国が実施する「就農準備資金」(年間150万円給付)の認定研修機関です。

 

2.全日制・雇用就農に特化した学びを提供する「みらい農業学校」

 

農業の就業形態は、大きく分けて個人事業主である「独立就農」と、農業法人などに雇用され安定収入が見込める「雇用就農」の2つがあります。近年では、農業を仕事にしたいと考える方の約4割が独立就農、約6割が雇用就農を希望するなど、雇用就農に対するニーズが高まっています。

さらに、加速する農家の高齢化や担い手不足に伴い、全国的に農地を地域の農業法人へ集約する動きも広がっています。こうした農業法人では、スマート農業やデータ活用を通じて効率的な経営を行い、規模の拡大を実現するケースも増加しています。

将来的に農業で独立を考えている場合でも、まずは農業法人での就職を通じて知識や技術を身につけるという選択肢が一般的になりつつあります。新規就農を目指す方にとって、「雇用就農」は農業未経験者でも取り組みやすい現実的なスタートの形として注目されています。

 

3.みらい農業学校の主なカリキュラム

 

① どんな作物にも応用できる、農業の“土台”を学ぶ

気候や社会の変化により、農業の在り方は日々変化をしています。だからこそ、どのような状況でも応用可能な「農業の原理・原則」を学ぶことが重要です。みらい農業学校では、年間を通じて多用な作物の栽培にチャレンジしながら、農業の土台となる“原理・原則”を自然と身につけることができます。作物や環境が変わっても、自ら考え、行動できる農業人の育成を目指しています。

② 現場で身につく、農業機械の操作技術

規模拡大や効率化が進むこれからの農業では、農業機械を適切に扱えることが大きな強みとなります。特に大型機械の操作やメンテナンス技術は、実際の現場で求められる重要なスキルの一つです。みらい農業学校では、連携する農業法人の現場にて、実践を通じてこれらの技術を身に付けます。単に “動かせる”だけでなく、“使いこなせる”ことを目指し、即戦力となる力を身につけていきます。

③ スマート農業機器の操作と、データ活用の実践力を養う

これからの農業は、ドローンやセンシング技術など、スマート農業の普及が進む中、最新機器を操作するスキルに加え、得られたデータを現場で活用するスキルが欠かせません。みらい農業学校では、スマート農業の基本操作に加え、データの取得・分析・活用方法までを実践的に学びます。“新しい技術を自分の力で使いこなせる農業人”を目指す、これからの時代に対応したカリキュラムです。

④ 自分に「合う農業」を見つけて、しっかりサポート

農業法人での研修を通じて、自分に合った農業の形をじっくり見つけることができます。「自分にどんな農業が自分に向いているかわからない」といった不安も、実際の現場を経験することで明確になっていきます。研修後は、見つけた“自分らしい農業”への就農をスムーズに進められるよう、みらい農業学校のスタッフがしっかりとサポートを行います。安心して未来の農業ライフをスタートできる環境を、私たちが全力でお手伝いします。

みらい農業学校では、卒業後が農業人としての本当のスタートと考えています。就農後の悩み相談に対応する相談窓口や、新たなスキルを学べる公開講座の開設も予定しており、卒業後の継続的な支援体制も整えています。さらに、南相馬市が運営する学校であるため、市による充実した支援制度(移住・就農・生活・子育てなど)も活用でき、安心して地域に根ざした暮らしを始めることが可能です。

 

4.卒業生について

 

今年3月には、第1期生の卒業式が行われました。卒業生たちは、それぞれが自分に「合う農業」を見つけ、南相馬市、富岡町、大熊町での雇用就農に進みました。また、福島県内で独立就農を果たした卒業生もいます。1年間にわたる学びと現場での実践を通じて、自らに「合う農業」に出会い、それぞれの進路へと進んでいきました。今後も、定期的な面談を通じて、就農後のサポートを継続していきます。

 

5.第2期生について

 

今年度は、全国各地から8名が入学し、全員が福島県外の出身者となりました。また、ご家族で移住をされた方も多く、昨年度とは異なる新しい風が学校にもたらされています。現時点で「雇用就農」を目指している方もいれば、「独立就農」や「半農半X」など、進路について模索中の受講生もいます。第2期生も、これからさまざまな農業法人を見学、体験し、多用な農業のかたちをを知る中で、自分に「合う農業」を見つけていくことを期待しています。

 

6.学校説明会

 

学校の概要や南相馬市の環境を知っていただくため、現地またはオンラインにて学校説明会を開催しています。説明会では、学校の概要や校舎・ほ場の紹介に加え、市内の魅力や暮らしのイメージについても詳しくご案内します。詳細は、みらい農業学校の公式HPをご覧ください。
公式HP:みらい農業学校 南相馬市 MINAMISOMA

【みらい農業学校概要】
住所:〒979-2172福島県南相馬市小高区南鳩原字西畑24番2みらい農業交流施設TSUMUGI内
TEL:0244-32-1145(運営事務局/受託事業者 株式会社マイファーム)
南相馬市窓口:南相馬市農林水産部農政課(0244-44-6807)
E-mail:ms-mirai@myfarm.co.jp
公式HP:https://agri-innovation.jp/mirai
公式Instagram:https://www.instagram.com/minamisoma_mirai_agri/
公式note:https://note.com/minamisoma_mirai

【プレスリリース資料(PDF)】

【PRESS RELEASE】福島県南相馬市『みらい農業学校』第3期入学生の募集を開始!~復興のまちで「合う農業」と出会う~

 


株式会社マイファーム( https://myfarm.co.jp/ )
本社所在地:〒600-8216京都府京都市下京区東塩小路町607番地 辰己ビル1階
代表者  :代表取締役 西辻 一真
設立日  :2007年9月26日
資本金  :100,000,000円
事業内容 :耕作放棄地の再生及び収益化事業/体験農園事業(貸し農園、情報誌の発行)
農業教育事業(社会人向け新規就農学校、農業経営塾)/農産物生産事業および企業参入サポート
流通販売事業(農産物の中間流通・通信販売)


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