マイファーム常勤監査役 谷則男が令和7年春の黄綬褒章を受章
~民間農業の先駆けを支え続け、地域農業の担い手育成にも尽力~
「自産自消のできる社会をつくる」を理念に掲げる農業ソーシャルベンチャー株式会社マイファーム(京都府京都市、代表取締役:西辻一真)の常勤監査役 谷則男(たに のりお)が、令和7年4月29日付で令和7年春の褒章において「黄綬褒章」を受章いたしましたので、お知らせいたします。
黄綬褒章は、農業や商業などの業務に精励し、他の模範となるような技術・知見の蓄積を重ねた者に贈られる栄誉ある褒章です。今回の受章は、谷が長年にわたり農業振興、地域活性そして後進育成に尽力してきた功績が評価されたものです。
■授与式について
褒章伝達式および皇居での拝謁は以下の通り執り行われる予定です。
伝達日: 令和7年5月21日(水)
場所 : 農林水産省 7階講堂
当日のスケジュール(抜粋)
伝達式 : 11時05分~11時20分
皇居拝謁: 13時30分(皇居「春秋の間」)
記念撮影: 13時40分
■褒章受章者功績概要
褒章の種類: 黄綬
受章者名: 谷 則男(62歳/昭和37年8月18日生)
主要職名: 現 農業
功績概要:
(主な経歴)
元 全国農協青年組織協議会 会長(平成13年5月11日~平成14年5月10日)
現 農事組合法人 サンファーマー城陽 代表理事(平成22年6月2日~現在)
現 京都やましろ農業協同組合 理事(平成26年6月27日~現在)
現 京都府花き生産組合連合会 会長(令和元年6月12日~現在)
現 城陽市農業委員会会長 (平26年8月8日~現在)
(主な功績)
氏は、比較的温暖な気候と豊富な地下水に恵まれた土壌である城陽市で、昭和59年から農業に従事し、約8,000平方メートルの耕作地で、年間約600種類、約48万株もの花壇苗、野菜苗、湧水花き(花ハス)を栽培している。
花壇苗、野菜苗の栽培においては、氏が独自で配合した保湿と乾燥のバランスのとれた培土を使用し、また、発芽室等で温度・湿度を徹底して管理し発芽率を向上させることにより、ほぼすべての品目で栽培管理を統一させることを実現した。さらに、氏は約20年前からカタログ通販での販売を行っており、注文後すぐに顧客のもとへ苗を届ける体制づくりや、作業の省力化やコスト削減に取り組み、作業の効率化を実現させている。
また、認定農業者、指導農業士として新規就農者の育成や受け入れなど積極的に担い手育成にも取り組み、地域での指導的な役割を発揮している。
(その他)
平成25年11月30日 京都府知事表彰(農林水産業功労)
令和5年11月1日 農林水産大臣表彰(農業委員会表彰)
■株式会社マイファームとの関わり
谷と株式会社マイファーム代表取締役の西辻一真が出会ったのは、マイファーム創業期のことでした。まだ20代だった西辻は、体験農園事業の立ち上げにあたり、農地の確保に苦戦していました。民間による貸し農園というサービスが世に知られていなかった当時、地主や農業委員会からはなかなか理解を得られず、事業の実現は困難を極めていたのです。
そんな中、花き農家であり、農業委員会の役職も務めていた谷が西辻の想いに共鳴し、1件1件、農地の地主や農業委員会を共に訪ね歩きました。「谷さんが言うなら…」という地域の厚い信頼を背景に、ようやく農地を借りることができ、体験農園の1号農園が無事に開園へとこぎつけました。
以後、谷は自身の農業経営を続けながらも、マイファームの副社長として体験農園の拡大、農業学校の運営、新規就農者支援など、様々な農業領域で当社の成長を支えてきました。
現在は常勤監査役として、農業界に根差した視点でガバナンス強化を担う一方、農業学校の卒業生の進路支援や事業計画へのアドバイス、農地取得のサポートまで、社員と共に現場の第一線でも尽力しています。創業当初から変わらぬ情熱と、人と人をつなぐ誠実さで、今なおマイファームを支え続けています。
将来の夢は、「共存・共栄できる農業構造の開拓」。
【プレスリリース添付資料(PDF)】
【PRESS RELEASE】マイファーム常勤監査役 谷則男が令和7年春の黄綬褒章を受章
株式会社マイファーム(https://myfarm.co.jp/)
本社所在地:〒600-8216京都府京都市下京区東塩小路町607番地 辰己ビル1階
代表者 :代表取締役 西辻 一真
設立日 :2007年9月26日
資本金 :497,500,000円
事業内容 :耕作放棄地の再生及び収益化事業/体験農園事業(貸し農園、情報誌の発行)
農業教育事業(社会人向け新規就農学校、農業経営塾)/農産物生産事業および企業参入サポート
流通販売事業(農産物の中間流通・通信販売)