マイファームタイムス スタッフコラム|毎日の食事に感謝と敬意をこめて。心を込めていただきますーー。

2020年4月10日

#スタッフコラム

スタッフコラム|毎日の食事に感謝と敬意をこめて。心を込めていただきますーー。

こんにちは、マイファーム広報室です。

昨日の夕飯で少し苦みのある春の菜花を味わいながら、ふと思いました。

この菜花は寒い冬を超えて育ってきたんだと。

マイファームは、創業当時より「自然に学ぶこと」をたいせつにしています。

「いまは、越冬野菜に学ぶことがたくさんあるとーー。」

越冬野菜のように、太陽の温かい日差しをじっと待つ。

寒い冬を越す野菜は、厳しい寒さの中、ぐっと根を伸ばしたりはしません。

ハウスやビニールトンネルの中でゆっくり育ち、

ちょっとずつだけ根を伸ばして、光合成したエネルギーは蓄えたり、身体を守るためにも使います。

 

温かな日差しがでてきたとき、ぐっと元気に根を伸ばせるように。

 

「いまは、エネルギーを蓄積しよう。」と、教えてくれているのかな。

 

 

いま、私たちマイファームは、フルリモートワークで活動しています。

多くのスタッフの現場は農園や畑ですが活動を自粛しています。

マイファームの各サービスやをご利用されているお客様にもご理解、ご協力をいただいています。

全国に約100箇所ある野菜づくりを楽しめる貸し農園では、野菜づくりアドバイザーさんに勤務をおやすみいただいて、最低限の管理だけで対応しています。

社会人の方が農業を学ぶ週末農業スクールも、5月頭までは休校にしています。農場の見学受付もおやすみしています。

自治体や企業のみなさまと協働で活動しているプロジェクト等も、できる限りおやすみしています。

「畑や農園は、3つの密にならないから大丈夫なのでは?」とお客様にご意見いただくことがありますが、いまは、越冬野菜のように、じっとエネルギーを蓄えてています。未来の種まきはオンラインで動ける中で新しいチャレンジをしています。

 

マイファーム代表の西辻は幼いころから畑が大好きな少年でした。

大人になった今でも野菜づくりと農業が大好きな人です。

そして、マイファームスタッフもお客様と同じように、みんな畑が大好きです。

 

緊急事態宣言が発表される少し前から、

代表の西辻は「畑に行かず、いまは活動をやすんでください。」と号令をだしました。

これは、2011年の東日本大震災の時に、マイファームが未曾有の危機に陥った経験からの断固たる決断でした。

 

当時、貸農園、農業体験のサービスを主力事業としていましたが、震災による原発事故、放射能飛来への不安から、ほとんどのお客様に貸農園を解約されてしまい、非常に危機的な状況でした。

そんな状況の中、代表の西辻は東北へ復興支援に行きました。

 

会社が崩れかけているなか、代表者が現場にいないということに、

一緒に働いている仲間から、「この状況は健全なのだろうか」という声があがり、

会社は空中分解してしまいました。

西辻は、2012年は退任し代表者でなかったのです。

 

 

2020年、世界中が見えない敵と戦っています。

「また危機がやってきてますが、今回は絶対に今働いているみんなの生活とお客様の命を守らないといけないと強く思っています。そう思う根拠と経験がここにあります。」と、西辻は強くスタッフみんなに語りかけました。

 

「スタッフを守るため、お客様を守るため、今はできる限りの活動をやすもう。」

私たちスタッフは代表の想いとお客様を守るため、いまは活動を自粛しています。

 

そして、あらためていま、農業という仕事に敬意を表します。

今日も、明日も、明後日も、農家さんは毎日畑に行き、栽培活動を続けています。

農家さんの仕事は、私たちの食と健康を守ってくれています。

 

毎日の食事に感謝と敬意をこめて。

朝ごはんも、お昼ごはんも、夕ごはんも、心を込めていただきますーー。

そして、2020年の前と後では、たいせつな変化がおきるといいな、と本当に思います。


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