2020年6月9日
代表メッセージ|アフターコロナ/ウィズコロナの世界と変わらない自産自消のある暮らし
2020年は大変な時代の変わり目になりました。
今までの常識が一気に変わり、変化に対応できないものはこれからどんどん置いて行かれてしまう厳しい時代に入ることが予想されます。
新型コロナウイルスの正体が何者で、どういう経緯で発生をし、何によって鎮静化させられるのかがわからない中で、それ自体に言及することは私自身できません。
しかし、私たちが当たり前だと慢心してしまっていた世界中の常識をひっくり返したものであることは間違いないと考えています。
その中で私たちが掲げている『自産自消のできる社会づくり』は、まさしくこれからの時代に対応をしているのではないかと思っています。
多くの人々が再び自然に対して畏敬の念を抱きながら、自然を大切にして共に生きる生活をイメージしています。
そして、これからの時代は「つくる」人たちが重宝され、「つくる」能力が評価され、「つくる」場所が大事にされると私は読んでいて、特に生きていくために必要な農作物をつくり、家畜を飼育するということが世界中でかなり重要なものになると思っています。
新型コロナウイルスが終息をした後には、きっと今まで以上に貧富の差が激しくなる時代がやってきてしまうでしょう。
農作物をつくることができないと生きていくことすら難しい時代になってしまう可能性もあります。
そんな中で、この日本には耕作放棄地・休耕地と呼ばれる場所が約40万ヘクタールもあり、私たちの近くにはまだまだ多くの個人農家が存在していて、彼らに教えてもらうことができます。
だからこそ、今だからこそ、令和版の農地解放を行うことができれば、変化の激しい時代でも、私たちはもっと強く生きることができるのではないかと考えています。
また、逆に今までと同じ世の中が続くとしても、世界中の人たちは自衛能力を高めておこうと健康に気遣い、免疫力を高める生活を重視するようになるのは間違いないでしょう。
つまり、食生活や農的暮らしを見直すことが考えられるということです。
そのような世界観の中では、オーガニック栽培や自然農法のような野菜は、きっと機能性を測定して評価されるようになり、市場での価格があがることが想定できます。
また、買えない人はつくることができるようになるでしょう。そんな未来が見えます。
さらに、農的暮らしは身体的な健康のみならず、精神的な充足感を得られ、ストレス軽減にもつながるものとしても再評価されることも想定されます。
そんなことを考えるだけでも『自産自消のできる社会づくり』というのは、今後どのように世界が変わったとしてもあるべき社会の形のひとつになるはずです。
今、すでに自産自消のある生活を実践したり、感じたりしてくださっている方々もいらっしゃると思います。
それは、未来を先取りし、世の中をリードしている生活スタイルだと思ってもらってもよいかと思います。
なので、これから続く人たちにおもしろさや楽しさ、時には難しさも伝えて、広げていってもらえればと思っています。
皆さんの生き方が伝われば、きっとよい社会に早く近づくと思います。
さぁ、皆さん、楽しんで未来市民としてこれからの時代を生きていきましょう!
株式会社マイファーム
代表取締役社長 西辻一真
※こちらはマイファームが発刊している「つくる通信 5・6月合併号」に掲載している記事を一部抜粋・修正したものです。
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