2021年7月30日
スタッフコラム│畑からコンサルまで。サツマイモの未来を担う僕のハードDays
皆さん、はじめまして!
私は、マイファームの「コトユニット」というチームに所属する荒川と申します。
(↑ 私事で大変恐縮ですが、最近第一子が生まれました!)
私の所属する「コトユニット」というチームは、以前に別の記事でも紹介していたように、主に農産物の生産や企業様の農業参入や産地拡大等のコンサルティング、各自治体様との共同事業など、「モノ」ではなく「コト」を重視したビジネスを展開しています。
▽スタッフコラム|マイファームの「生産」を担う精鋭部隊!日本全国の農地で活躍するメンバーたち
https://myfarm.co.jp/times/20200727-2/
私は、その中でも
(1)コンサルティング
(2)農産物の生産
と二足のわらじを履いています(本物のわらじは、履いたことはない笑)
そして、その対象となる農産物は皆さん大好き「さつまいも」です。
今回は、私がこれまで過去約4年間行ってきたさつまいものコンサルティングの現状と生産について、皆さんにも知っていただくべく、ブログを記させて頂きます。
最後まで読んでいただけますと幸いです。
↑昨年収穫したさつまいも。収量こそまだまだだったものの、サイズ・形状は上々。
■本当においしい時期は、、、??(さつまいもの現状)
まずは、さつまいもについてご紹介させてください!
(きっと読み終わった後に、焼き芋やさつまいも料理が食べたくなると思いますよ!!)
皆さん、さつまいもの「旬」はいつかご存じですか?
ほとんどの方は、秋(大体9月~10月)だと思われているかと思いますが、最もおいしく食べられる時期は、「1月以降」です。
さつまいもは、8月~11月に収穫されますが、収穫されてすぐの状態だとさつまいもに含まれるデンプンが分解されておらず、甘さがあまりありません。
しかし、一定の温度・湿度で貯蔵することで、デンプンが分解され甘味度が増します。
なので、その貯蔵期間が必要となってくる訳です。
話は少し変わりますが、さつまいもといえば「安納芋」がブランドとして有名ですよね。なので、九州地方が産地としてのイメージが強いと思います。
それは、半分正解で、半分不正解です。
九州地方がさつまいもの大産地であることに変わりはありませんが、九州地方では主に焼酎用/デンプン用のさつまいもが作られています。
食用としてのさつまいもは、そこまで多くはありません。
では、食用のサツマイモは主にどこで作られているか。
食用のさつまいもの生産量では、茨城県と千葉県が1、2位を占めています。
茨城県や千葉県は、水はけのよい土地が多くさつまいもの栽培にはぴったりだからです。
ぜひ、皆さんがさつまいもやその他の野菜を買われるときには、「本当の旬はいつなのか?」「どこで作っているのか?」も気にしてみるともっと美味しく食べれられると思います。
(上記に加えて「誰が作っているのか?」という視点が入ると、よりステキ!!笑)
■コンサルティングって、普段はどんな仕事をしているの??
さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
現在、私がどのような仕事をしているかというと、某農産物商社での、「産地及び仕入拡大コンサルティング」と「それに必要な計画立案と運用フォロー」です。
冒頭にも書きましたが、これまで約4年間、この商社をお手伝いしております。
(企業様との契約上、あまり詳しくはお話できないことはご了承ください!)
はじめは、徹底的な「リサーチ」から始まりました。
社員様や契約生産者様などへヒアリング、過去実績の分析等を行い、産地及び仕入を拡大していくための「課題」を抽出していきます。
そこから、どのようなプランでいくかを設計し始めます。
ただ設計すればよいという訳ではなく、企業様がどのような会社にしたいのか、生産者様にはどうなって欲しいのか、社員様にはどのように働いて欲しいのか等、一部「農業コンサルティング」という部分からズレるかもしれませんが、「企業は人なり」という言葉があるように、どこまで行っても「人」です。人の「想い」がそこになければ価値はありません。
そのようにして、みんなの「想い」を乗せたプランを設計し、いざ実行していきます。
もちろん実行にも携わります。
設計当初では考えもしなかったトラブルに見舞われることも多々ありますが、私も社員様と一緒になって解決策を講じていきます。
最後に、実際に行った結果どうだったのか、振り返りし改善案を考えていきます。
以上、基本的にはこの流れの繰り返しであり、地味に聞こえるかもしれませんが、私はそれが近道だと思ってます。
何より私がコンサルティングに携わってから、仕入量は、ほぼ倍になるほどに拡大してきました。
また、一番と言っていいほど嬉しいことは、一緒に働く社員様が見違えて成長していることです。
こんな感じで、「農業」を通じて多くの人と共に成長できる仕事をさせてもらえてることは、非常にありがたいなと思ってます。
↑ 青空の下に広がるさつまいも畑
■2021年は、約1.5haのさつまいも生産を展開してます!!
コンサルティングするためのさつまいも生産、、、という訳ではないのですが、自分たちでも約1.5ha栽培しております。
とはいえ、産地の生産者様だと少なくても3haは栽培しているので、私たちはまだその半分、、、汗
↑ 植える前の畑
↑ 植えた後の畑
↑ 去年の収穫の様子。機械で上げていき、機械の上で選別します。
↑ さつまいもの定植(苗の植え付け)の様子
さつまいもの定植は、畝に苗をどんどん挿していきます。
大体1.5haの畑だと、45,000本の苗が必要になってきます。(腰がイタイ!!)
ちなみに、この植え方によってもさつまいもの育ち方も変わってくるんです。
垂直や斜め、水平等その他色々。今回は、斜め植えを選択しています。この植え方は、イモ数は少ないのですが、活着がよい植え方になります。
今年もおいしいさつまいもができるといいな。
こんな感じで、私はコンサルティングとさつまいも生産の二足のわらじを履いて業務に励んでおります。
もし面白そうだな、一緒に働きたいな、と思われた方がおられましたら、ぜひ採用情報ページをご確認ください!
きっとワクワクしながら働けると思いますよ^^
それでは、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
★最後までお読みいただきありがとうございました!
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