マイファームタイムス イベントレポート│農育のお兄さんが、農業の楽しさ・おもしろさを教えます!

2022年10月17日

#イベントレポート

イベントレポート│農育のお兄さんが、農業の楽しさ・おもしろさを教えます!

こんにちは!
マイファームの「農育のお兄さん」こといっせーです!
(※肩書きは自称です 笑)

今回は、僕が担当している「次世代向け農育講座~What is 農?~」の取り組みについて紹介させていただきます。

■「次世代向け農育講座~What is 農?~」とは?

「次世代向け農育講座~What is 農?~」は、マイファームが千葉市と連携して企画・運営をしている小中学生向けの農育講座です。
千葉市内に住んでいる小学生・中学生を対象に、「農」や「自然」と触れ合うことの楽しさ、おもしろさに気付ける授業を提供しています。

都市部での生活で自然や農に関わることが少なくなってきている中、子どもたちに農業と触れ合う機会を提供し、将来の職業選択の一つとして農業に関心を持ってもらうことが目的です。

2021年度に開催した同講座では、コロナ禍における自然教育への関心の高まりも相まって、定員倍率が5倍を超えたり、講座によっては受付後すぐに定員に達するものがあったりと、大変好評をいただきました。
2年目となる2022年度は、講座回数を増やして実施しています。

<小学3・4年生向け講座>

(↑画像クリックで拡大)

<小学5・6年生、中学1・2年生向け講座>

(↑画像クリックで拡大)

■講座の内容

教室で授業をするだけでなく、実際に外に出て畑で、五感を最大限活用して「農」を体感します。
また、「農」に興味を持つ入り口は「食」「機械」「環境問題」「虫」「自然」「衣」などたくさんありますので、色んな切り口から「農」を体感していただけるよう工夫を凝らしています。

募集は先着順なのですが、募集開始30分で満席になった講座もありました。
一部ですが、今年度すでに実施した講座の中で、特に好評だった授業の様子を紹介させていただきます!

■「昆虫食」の講座

畑で採集した昆虫を、その場で調理して食べる、というぶっ飛んだ企画を用意しました。
こちらは小学3・4年生向けの講座です。
虫好きな参加者が集まってくれましたが、虫を食べたことがある子や保護者の方はほとんどいませんでした。

まずは、みんなで新鮮な昆虫を取りに行きます。
コオロギ、バッタ、セミなどたくさんの昆虫を取りました。
昆虫採集の時から、「おいしそう~」などの声も聞こえてきました。

そして、下処理などして油で素揚げをしていざ実食!!!
最初は少し戸惑っていた子もいましたが、一口、二口とどんどん食べていきます。
「おいしい!!!」「おかわり!!!」と大盛り上がりでした。
終いには、調理が追い付かずおかわりを待つ長蛇の列ができていました。

昔は日本でも食文化として昆虫は食べられていましたが、現在は食べる機会が減りました。
しかし、最近では地球環境問題、食糧の確保の問題などで注目を浴びている昆虫食。

講座の最後で参加者に「スーパーに昆虫が売ってたら買いたいですか?」と聞くと、全員手を上げて「買いたい!」と答えてくれました。
また、「将来食用の昆虫を生産したいですか?」という問いにも、「なってみたい!」と答えてくれる子が約半数ほどいました。

将来、日本でも「コオロギを生産する農家」などが当たり前となる時代が来るかもしれない。
そんな可能性を垣間見られる授業になりました。

■「水耕栽培」の講座

今年度の小学5・6年生、中学1・2年生向けの講座では、全体を通して、バケツでお米を育てる「バケツ稲」の栽培を行っています。
その時期に合った内容で、6月中旬の第1回目では「種」について、6月下旬の第2回目では、「発芽」についての授業を行いました。

その後の7月下旬の第3回目では、「水耕栽培キット」の作成を通して植物が生長に必要な要素について学ぶ授業を実施しました。
参加者のみんなには、土がなくても植物が育つ原理を学んでもらいました。

そして、参加者の一人の子が、夏休みの自由研究として、この講座で作成した水耕栽培キットを使って、自宅でレタスの栽培に挑戦。
その栽培の様子をまとめたものを提出したところ、なんと学校の代表として千葉市の総合展覧会に展示して頂けたそうです。

本講座は、あくまで「農」と触れ合うことの楽しさ、面白さを与えるきっかけでしかありません。
そのあと、自分で興味を持って「もっと調べてみたい」という探求心を持ってくれたことが、そんな結果につながったのだと思います。
講座をきっかけにして自分で探求心を持って学びを深めてくれたことが、僕はとても嬉しかったです。
本当におめでとうございます!!!

■その他の講座の様子

そのほか、今年度開催した講座の授業風景をご紹介します。


↑ 「組織培養」の講座。


↑ 「野菜ロケット」の講座。


↑ 「野菜染め」の講座。


↑ 「油ってなに?」の講座。


↑ 「養蜂体験」の講座。

■保護者のみなさまの声

保護者の方からアンケートでいただいた感想を、一部紹介させていただきます。

・実際に見て、自分の手を動かして植物を育てる経験ができ、「農」への興味が出てきたようです。貴重な経験をさせていただきありがとうございます。
・学校では体験できないことを楽しく学べ、子供が楽しそうにしている姿を見れたので良かったです。
・農業というと野菜を作ったり、酪農のイメージしかありませんでしたが、もっと広い分野に広がっているんだなと学ぶことが出来ました。

子どもたちだけでなく、保護者の方々にも非常に満足していただいています。

■今後の展望

今は千葉市さんと連携し、不定期のイベントという形で講座を開催していますが、いつか習い事や塾のように定期的に通える農育教室を作りたいな、というのが僕、農育のお兄さんの野望です!笑
定期的に開催することで、その時期、その土地の自然や植物を体感し、成長や変化の観察を通して、「自然や植物の不思議」を学べるからです。

より多くの子どもたちに農育をお届けできるよう、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

 
▽「次世代向け農育講座~What is 農?~」ウェブサイト
https://chiba-noiku.page/
※一部まだ募集中の講座もございます!定員に達し次第受付終了となりますのでご了承ください。

▽「千葉市農育」のInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/chibashi_noiku/
Instagramでは過去の授業動画もアーカイブ視聴することができます。
ぜひフォローお待ちしています!

 


★最後までお読みいただきありがとうございました!
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