2024年1月23日
イベントレポート│農の未来を、生活者&農業女子のみんなで考えるイベント「わたしたちの未来への種まき」を開催しました!
こんにちは!マイファームの森野日菜子です。
今回は、2023年11月25日(土)に東京で開催した「わたしたちの未来への種まき」イベントについて、当日の様子などをご紹介します。
■「わたしたちの未来への種まき」とは?
「わたしたちの未来への種まき」は、農林水産省「令和4年度補正女性の就農環境改善緊急対策事業」の一環として、都市部で生活をする方々に女性農家さんの活躍を知ってもらい、その魅力や奥深さ、彼女たちや農の未来について考えてもらうことを目的とした取り組みです。
WEBサイトでは全国の農業女子と会えるマルシェやイベントの紹介をしたり、農業女子を訪ねた記事の公開をしたり、女性農業者の魅力を知ってもらうための情報発信に力を入れてきました。
そして取り組みのメインとして、2023年11月25日に表参道でリアルイベントを開催しました。
■トークセッション、軽食、試食&交流ブースともりだくさん!
11月25日のイベント当日は、一般参加の方と農業女子プロジェクトメンバーを含め、114名の方が会場に集まってくださいました。
イベント冒頭では、全国の農業女子から送られた「未来への種まき」をつなぎあわせた、ショートムービーを上映。
ひとりひとりの思いが込められた動画に、私たちスタッフ側も感動しました!
農林水産省審議官のご挨拶、農業女子プロジェクトの歩みの発表と続き、これまで10年間活動をしてきたみなさんの振り返りと、これからへの思いをお聞きしました。
そしてメインのコンテンツは、ゲストと農業女子のトークセッション!
料理家・和田明日香さんをゲストとしてお迎えし、うさぎ農園・月野亜衣さん、マルタカ菜園・迫智子さん、株式会社7mm・髙橋七海さん、そして司会のラジオパーソナリティ・クリス智子さんの5名でトークをしていただきました。
「農にかかわるようになったきっかけは?」
「農に携わるなかで、自然や地域、ひととのつながりを感じる瞬間ってどんなとき?」
「これからチャレンジしたいことは?」
などなど、コメントを交わしながらトーク。
トークセッションでのゲストの和田さんと農業女子のお三方のコメントを、以下に一部ご紹介します!
和田明日香さん(料理家)
「料理家として、生産者さんや素材そのもののおいしさに感謝しながら、その素材の良さを活かしたシンプルな料理を心がけています。今回髙橋さんの畑に伺って、髙橋さんのパワフルさとオープンな雰囲気、そして地域の方に愛される力を感じて、髙橋さんが100人いたら日本がもっと元気になる!と感じました笑。」
髙橋七海さん(株式会社7mm)
「畑にいると地域の色んな方に話しかけられて、みなさんとたわいのない話をすることが本当に楽しいですし、農業の楽しさでもあり、生きる楽しみでもあると感じています。」
迫智子さん(マルタカ菜園)
「鹿児島に生まれ育ち、改めて鹿児島の地で農業をするなかで、自然とともに生きている感覚が強く持っています。鹿児島農業女子プロジェクトとして活動するなかでも、横のつながりや、お客さんとのつながりができて、とてもやりがいを感じています。」
月野亜衣さん(うさぎ農園)
「学校の先生から農家になって、夢をあきらめたと思いきや、小さいころからの夢だったお菓子屋さんや先生やアパレルなど、農業を通して色んな夢を叶えることができています。」
トークセッションの途中では、うさぎ農園・月野亜衣さんの米粉と、農業女子プロジェクトメンバーの中力粉をつかったお菓子をお配りし、休憩タイム。
目の前に生産者がいるなかでのおやつタイムに、参加者のみなさんの楽しい声が聞こえました。
ゲストの和田明日香さんや、月野亜衣さんが農業女子の農園を取材した様子などをレポートしてもらい、気が付けばあっというまにトークセッション終了の時間に!
まだまだ聞き足りないことはありましたが、登壇者それぞれの個性を知ることができ、改めて「農業の世界は、どんなひとでもその人らしく輝ける可能性がある」と感じました。
■顔の見える生産者の軽食でランチ。試食ブースでは交流も!
お腹の空いたころでトークセッションは終了し、軽食タイムに。
軽食は、都内で活動するyou ennが手掛け、農業女子プロジェクトメンバーの食材や、トークセッション登壇者の食材をたっぷりつかって、おにぎりとおかずを詰め合わせたBOXを用意してくれました。
会場のあちこちから「わ~すてき!」という声が聞こえ、生産者の顔が見えるよろこびも、感想としてお寄せいただきました。
農業女子プロジェクトメンバーの出展ブースでは、それぞれの逸品を持ちより、試食をしてもらったり、こだわりを話したりと、交流をしていただきました。
イベント当日の様子は、WEBサイトにてダイジェストムービーとして公開をしていますので、ぜひチェックしてみてください。
■農業と農業女子のこれからを、みんなで楽しく考える機会をつくりたい
「農業」「農家」と聞くと、少し遠い存在に感じる方もいるかもしれません。
けれども実は、都市部に住んでいる方でも、毎日の暮らしのなかに農の要素はたくさん隠れています。
食卓を支える野菜やお肉、お魚などの食材は、まさに農家さんの努力の結晶。
そしてそれだけでなく、日本人としてみなさんが愛してきた食文化は、地域ごとの気候や風土と結びついていて、農家さんはその文化もまるごと継承している存在なのです。
食べること、着ること、住まうこと。
便利になった世の中でも、昔からの知恵が私たちをより豊かにしてくれていて、地域で代々続けてきた農家さんや、移住してその地域を愛し、文化を吸収して発信している農家さんのおかげで今があると、わたしは感じています。
だからこそ、農は農家さんのものだけではない。
農の未来は、暮らしを営んでいるひとみんなで考えるものだと思います。
いいことも悪いことも、きっとあるけれど、生産者と消費者と隔離して対立し合うのではなくて、同じ目線に立って和やかに話をしたい。
そんな思いを持って、今回の企画を考えました。
まだまだ工夫のしどころはたくさんあると感じましたが、これからの糧になるイベントでした。
今後のマイファームの企画に、ぜひ期待してください!
■マイファームで運営するWEBメディア、ぜひご覧ください!
マイファームでは、今回の「わたしたちの未来への種まき」の取り組みをまとめたWEBサイトを公開しています。
▽「わたしたちの未来への種まき」 特設WEBサイト
https://mirai-tanemaki.com/
また、“仕事の選択肢の中に「就農」を”をテーマに、異業種から農業の世界に飛び込んだ女性たちを取材したWEBメディア「me&Agri」も運営しています。
▽WEBメディア「me&Agri」
https://meandagri.com/
気になる方はぜひチェックしてみてください!
★最後までお読みいただきありがとうございました!
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