マイファームタイムス スタッフコラム│東京在住ワーママ、福島の農業をリモートで支えて人と農をつなぎます!

2024年6月13日

#スタッフコラム

スタッフコラム│東京在住ワーママ、福島の農業をリモートで支えて人と農をつなぎます!

みなさんこんにちは!
マイファームの坂巻(さかまき)と申します。

東京在住ながら、福島県で実施している2つの事業に遠隔で携わっています。
昨年6月に入社し、ちょうど丸1年を迎えました。

また4歳の子育ても兼務しており、いわゆるワーママ(ワーキングマザー)としてドタバタな毎日を過ごしています。

 

↑ 家族のイラストで、左が私です。

 
私自身、これまで何度か転職をしていますが、多業種に関わりつつ担当業務は一貫していて、会社や案件単位の広報や、地域の方やメディアの方と関係性を構築していくPR業務など、「つなぐ役」に従事してきました。

マイファームではその経験を活かし、現在は前述のように福島県の2事業の広報・PR業務を中心に担当しています。

具体的には、東日本大震災時の原発被害を大きく受けた浜通り地方の12市町村の農業の担い手を募る相双就農ポータルサイト」の運用と、同じく浜通りの南相馬市に今年4月に開校した雇用就農に特化した全日制の農業学校みらい農業学校」の運営事務です。
みらい農業学校が開校を迎える4月までは、第一期生募集のためチームで手分けして西へ東へと大奔走していました。

今回の記事では、私が1年前にマイファームの扉をたたいたきっかけと、上記の担当事業のうちのみらい農業学校のお話をさせてください。

 

■“農”への思いが募りマイファームの門をたたく

 
他のメンバーのスタッフブログを読んでいると、マイファームにはすでに農との繋がりがある方が入社することが多い印象ですが、私と農の関係と言えば、幼少期を過ごした家のすぐそばに大きな農家さんがいて、畑や養鶏所を遊び場として走り回らせてもらっていたくらいの仲で、はっきり言ってほぼ無縁

今現在は都内に住みさらに農とは離れ、買い物は主にスーパーか宅配に頼る日々。

出産直後から突入したコロナ禍では、いったいいつ終わるかわからない厳戒態勢の生活のなかで、このままの生き方では災害が起きたときに真っ先に滅びる自信があったので、生きる力をつけたい、と強く願うようになりました。

もともと夫婦そろってアウトドアにも縁がなく、極端な話これからの時代を生きる我が子に伝えられることがない!とまで思い詰めるようになりました(笑)。

 

↑ 入社後、かっちゃん(今年5月末で退職されたレジェンド社員・勝又さん)に出会って即懐いた我が子。
このあとサヤエンドウの豆の甘さを教えてもらって、おかわり、おかわりと食べまくっていました。

 
そんなとき、知人を通してマイファームの存在を知り、“自産自消”の理念に感銘を受け、気が付いたときには前のめりでドアをノック(もはや殴打)していた次第です。

漠然と日本の食糧自給率の低さに危機感を抱き、我が子が生きるこれからの未来が自分が生きてきた日々と同じようにはいかないだろうと思っていたこともあり、生きることを支える大きな柱の“食”につながる“農”に携わりたい、という気持ちが芽生えたのでした。

マイファームのことを知れば知るほどに、これからの日本の農業をただ悲観するのではなく、日本で農業教育が当たり前になって義務教育の必修科目になり、子どもたちが職業を選択する時にあたりまえにその1つとなるそのときまで、自分も助力できることがきっとあるはずだ、と、想いが募っていきました。

 

↑ 社内のユニットメンバーで開催したバーベキューに子供を連れていき、収穫体験を。4歳さん、ご満悦でした。

 

■働き方が本当に多様なマイファーム

 
そんなこんなで入社し早1年。

マイファームの社員は本当に多様な働き方をしており、自分もまたその一人として【1日7時間・週4日・正社員】という働き方を選びました。
同じく子育て中の仲間では、社員からパートに切り替えた方もいれば、逆に少し落ち着いてきたからと契約社員になった方も。
子どもや家族とのバランスから自分の希望する働き方を選ぶことができます。

入社前に人事総務の方と面接をした際、その方ご自身が、入社からこれまでの間でライフステージがかわるごとに働き方を変え、切り拓いてきてくださった話を伺い、当時ちょっとだけ疲れていた私は、感銘を受け冗談抜きで涙がぽろり。

何か期日を迎える前は一時的に忙殺される時期もありますが、基本的にはフルフレックスという働き方を大いに活用し、子どもが熱を出した月もバランスよく働くことができています。
来るべき、THE 小1の壁とも、しっかり向き合っていけそう(な、気がしている現在)。

 

↑ 普段は東京で在宅ワークですが、こちら福島での現地撮影時のレアな一枚です。

 

■「南相馬市 みらい農業学校」の話

 
入社前の面接を受けていた1年と少し前を振り返り、ひとりでぐっと来てしまい、話が長くなってしまいました。
そろそろ、みらい農業学校の話をさせて頂こうと思います。

みらい農業学校は今年4月に南相馬市に誕生した、卒業後の雇用就農に特化した学びを提供する1年間・全日制の農業学校です。

雇用就農という言葉にあまりなじみがないかもしれませんが、簡単に言うと農業は、個人事業主である「独立就農」と、営農法人などに雇用され安定収入が見込める「雇用就農」の大きく2つに分かれています。

南相馬市は2011年の東日本大震災における原発事故後に、農地の集約(大区画化)と農家の法人化、そしてスマート農業化が進んだことで、その新たなる担い手の確保と育成が急務となっている背景があります。

 

↑ 田んぼにドローンが登場!

 
南相馬市は新たな農業人材の確保のために最適な手法について検討を重ね、新たな農業学校(農業スクール)の開設を決定。
弊社が運営を受託し、代表の西辻が学校の校長に就任し、この4月に開校を迎えました。

第一期生は定員いっぱいの15名でスタートし、年齢もこれまでの職業も農業経験さえも様々なメンバーが日々切磋琢磨しながら学んでいます。
お互いの熱い想いを話しあったり、昼休みにバレーボールをやって過ごしたり、仲間として肩を並べる姿はとても素敵です。

 

↑ みなさんの熱意、本当にすごいです。

 
講義では、栽培の原理原則から流通や経営知識までの座学と、現在の大規模営農は欠かせないスマート農業の実習、大型機械の講習、そして現地の法人での実習まで、卒業後の南相馬市での雇用就農を見据えた弊社監修の実践的なカリキュラムが用意されています。

また、ほ場には個人区画も用意されていて、自分が挑戦してみたい野菜や花卉の栽培が進んでいます。
実習で育てた夏野菜が早くも収穫を迎えていて、6月からは小高区役所での販売会もスタートしました!

 

↑ 田植えの実習で緊張の面持ちの受講生と、見守る遠藤幸男先生。
遠くに臨む小高の海からは、あの日、津波が。

 
学校が講義で使用している「みらい農業交流スペースTSUMUGI」(旧鳩原幼稚園をリノベ―ションして開設された施設)も弊社が運営を受託しており、同施設の交流イベントでも受講生が活躍してくれています。

直接地域の方と交流することで、地域を知り、また地域の方にも知ってもらうことができ、大きな期待を寄せていただいて私たちも身が引き締まる想いです。

 

↑ 6月に開催したサツマイモの苗定植イベントでは、「こどもみらいのうえん」が発足しました。

 
みらい農業学校は南相馬市の事業ということで、移住前から入学、そして卒業後に就農してからも続く充実したサポートも魅力です。
詳しくは、みらい農業学校のWEBサイトで詳しくご紹介しています。(※URLは当ページ下部に)

「いつか農業を仕事にしたい」と思っている方も、そのいつかは今なのかもしれません。

 

↑ 農場ではトマト、ピーマン、ナスなど夏野菜の収穫が始まりました。

 
第2期の募集は2024年7月頃から開始予定。
これからもみらい農業学校の新情報にぜひご注目ください。

学校へのご入学希望も、マイファーム入社希望も大歓迎です~!

私自身、今後もみらい農業学校や、今回はご紹介できなかった福島の別事業を通して農に触れ続け、“自産自消”の理念をしっかりと体現できるよう成長していきたいと思います。

ご精読ありがとうございました!

 

\KFB福島放送にて紹介いただきました!(2024年6月5日)/

 
KFB福島放送の夕方のニュースで雇用就農に関する特集が組まれ、市内の大規模営農法人である紅梅夢ファームさんとともにみらい農業学校が紹介されました!
南相馬市が震災後に農業学校を立ち上げた経緯や学校の様子を、7分で丁寧に分かりやすくまとめてくださっています。
固定給で農業を 広がる「雇用就農」(福島)|福島県内ニュース3|KFB福島放送

 

\「みらい農業学校」第一期生の日々をinstagramとnoteで発信中!/

 
WEBサイト: https://agri-innovation.jp/mirai/
instagram: https://www.instagram.com/minamisoma_mirai_agri/
note:https://note.com/minamisoma_mirai

 


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