2024年8月29日
スタッフコラム│続・子どもと楽しむ自産自消。2年たって家族が増え、夫が菜園仲間に!
こんにちは。マイファームの角谷(すみや)と申します。
普段はリモートワークで、国や自治体から受託している事業のうち、主に農業×女性活躍に関する事業の事務まわりを担当しています。
2年前に「2人の子どもと週末菜園を楽しんでます」というスタッフコラムを書きましたが、その後第3子を出産し、今年の5月に復職しました。
▽ 前回のスタッフコラムはこちら
今回は、この2年で我が家の週末菜園がどう変化したか!?をご紹介させていただきます。
■この2年の変化5つ
この2年の我が家の家庭菜園まわりの主な変化を5つあげると、こんな感じです。
① 家族が増え、週末5人で畑通いが定着
② 長女も次女も戦力に(ただし嫌がることも)
③ 夫が自産自消に目覚め、畑を2区画に
④ 家族それぞれ好みの野菜の食べ方を発見
⑤ 友人にも自産自消を伝えるトライアル中
色々な変化がありました!そんな我が家の様子をお伝えします。
■7、4、1歳になった子どもたちの様子
現在、子どもは長女(7歳)、次女(4歳)、長男(1歳)の3人です。
7歳の長女は小学生になり、畑仕事も一人前に手伝ってくれます。
2年前から水やりや収穫など手伝ってくれていましたが、妹や弟の面倒見が良く、短時間下の子のお世話を任せられるのがとても助かっています。
一方、汚れるのイヤ、暑いのイヤ、と言うことも増えてきたので無理のない範囲でお願いしています。
小学校では今年ミニトマトを育てる授業があり、水やりやわき芽取りを頑張っていました。
最近はイラストを描くのが趣味で、野菜がテーマの絵も描いてくれます。
↑ 長女のイラスト。なかなか丁寧に観察しています
4歳の次女は、今一番野菜のお世話を楽しんでいます。
2年前は目が離せなかった次女も、話をきちんと聞いてくれるように。ニコニコしながら収穫を手伝ってくれます。
特に、にんじんやじゃがいもなどの根菜を熱心に掘り起こしてくれます。
比較的土汚れや虫も平気ですが、思うように作業ができないと、イヤイヤの反抗が大変なこともあります。
1歳の長男は、砂遊び場、水遊び場として畑を楽しんでいます。
収穫したものをバケツに入れるなど、意外と役立つお手伝いをしてくれることもあります。
目を離すと野菜の枝を折ったり、緑色のトマトを口に入れたりするので、少しも目が離せません。
いつもお姉ちゃん達の真似をして可愛がってもらっています。
↑ 1歳の長男。まだちょっと緑色が残るトマトも食べちゃいます
3人いると「子どものお世話で作業どころじゃないかな…」と懸念していましたが、春先の雑草観察や砂遊びなど、意外と3人一緒に楽しんでくれることも多く、夫と私のどちらかが作業、どちらかが子どもたちと遊ぶという分担で概ねうまく回っています。
しっかり作業する日は大人だけ行くようにしています。
■夫が週末菜園仲間になった!
実は、この2年での一番大きな変化は、夫が「自産自消」に目覚めたことです。
もともと家庭菜園は、マイファームが運営する週末農業学校(アグリイノベーション大学校)の卒業生でもある私が「始めたい」と言い出したこと。
そのため、しばらく夫は「手伝うよ」程度の関わり方でした。
しかし、第3子出産の前後3ヶ月ほど畑のお世話を全てお任せしたことで、「せっかくやるなら」と栽培の勉強を始めました。
勉強するうちに、私とは異なる栽培方法に興味を持ったため、今では隣接する区画を追加で借りて、互いに情報交換しながら栽培しています。
育てている野菜は、野菜の品種違いも含めると年間30種類以上。
じゃがいもは2種類、ナスは3種類、ミニトマトは4種類など、野菜の種類だけでなく品種の違いも楽しんでいます。
私だけの趣味だったときは、畑の作業に出かけることに少し後ろめたさを感じることもありました。
でも夫が家庭菜園仲間になると、週末のスケジュールを野菜中心に組むことができるようになり、共通の話題も増えました。
今は車で20分ほどの畑に車2台で移動し、「私もしくは夫が作業に集中する時間」「子どもと畑を楽しむ時間」の両方をやりくりしています。
↑ 夫と次女の種まき
■家に溢れるほどの野菜があると…
夫が家庭菜園に目覚め、畑が2区画になると、食べきれないほどの野菜が常に家にある状態になりました。
そこで、まずは大人の朝ごはんを和食にシフト。具沢山のおみそ汁やサラダを食べるようになりました。
↑ 野菜をたくさん食べるため、朝はごはん派にシフト
子どもたちも、好き嫌いが少しずつ減っています。
3人とも好きなのはトマト、さつまいも、とうもろこし。
無難に食べるのはにんじん、じゃがいも、玉ねぎ、キャベツ、白菜あたり。
長女が好きなのはナスとピーマン、長ネギ。ナスとピーマンは炒めてかつおしょうゆ味で。
今年ヒットした長ネギは、フライパンでじっくり蒸し焼きしたものをそのまま。
一度バターしょうゆ味にしたら「そのままが良かったのに!」とご立腹でした。
次女と長男は枝豆とブロッコリー。
大量に茹でたものを食卓に置いたらあっという間に無くなり、1日の許容量いくらだっけ!?と焦ったこともあります。
夫は大人好みの野菜の栽培にトライしています。
この夏のヒットはツルムラサキとシソの天ぷら。ベテランのお隣さんから情報をもらって育てる野菜を選んでいるそうです。
実は、収穫はするものの、日々の家事育児に追われて食べ切れずに残ってしまうことも多かった自家製野菜。
最近は、夫が週末に野菜の下ごしらえをしてくれるようになりました。
作った野菜を食べ切ることを目指して試行錯誤しています。
■一緒に育てる仲間がいると続けられる!
家庭菜園も5年目になり、栽培の知識が少しずつ増えてきたため、今年の春から友人にも栽培方法を伝えるトライアルを始めました。
参加しているオンラインの朝活コミュニティにて、家庭菜園で一番人気のミニトマト栽培のお話会を開催。
そのお話会をきっかけに、その後4ヶ月ほどの期間、10人前後のメンバーとミニトマト(&葉ものなど)について週末にチャットで栽培シェアを行ったところ、
「初めてミニトマト栽培に成功した」
「何年か育てていたけど、今年が一番うまく育てられた」
という感想をいただきました。
小さなお子さんがいる方も多く、子どもが楽しんでお世話してくれたという報告も沢山いただき、嬉しく思っています。
↑ お話会で使ったスライドの一部です
子育てをしていると、純粋に子どもと野菜作りを楽しめる期間はとても短いことが分かります。
我が家も今はまだ毎週のように子ども達が一緒に畑に来てくれますが、それもあと数年のようです。
限られた期間だからこそ、その時にしかできないお子さんとの体験が充実したものになってほしいと思いながら、友人にも栽培をシェアしています。
これから家庭菜園をやってみたいと思っている方がもしおられたら、詳しい友人に教えてもらうのもいいでしょうし、マイファームが運営している貸し農園サービス「体験農園マイファーム」には“自産自消アドバイザー”と呼ばれるスタッフがいて、畑や野菜づくりの楽しみ方を教えてくれます。
そういったサービスを利用するのもおすすめです!
(※我が家の場合は通える範囲に体験農園マイファームがなく、別の市民農園を利用しています)
▽ 畑をはじめたい方へ「体験農園マイファーム」
我が家の自産自消は、「子どもと楽しむこと」から「夫婦のライフワーク」に少しずつシフトしつつあります。
これからも家庭菜園仲間を増やしながら、自産自消を長く続けていきたいと思っています。
★最後までお読みいただきありがとうございました!
マイファームでは、これまでの農業経験の有無を問わず、「自産自消できる社会」っていいな、と共感したメンバーが集まっています。
スタッフ自身が、誰よりも自産自消を楽しみ、農や自然への理解を深めながら働いています。
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