2025年10月30日
イベントレポート│マルシェ&野菜スタンプで「農」へのきっかけづくりを in東京グリーンビズDAY
皆さま、こんにちは!
体験農園部の次田(しだ)と申します。
今回は2025年10月4日(土)にマイファームが出展させていただいた、「東京グリーンビズDAY with 麻布台ヒルズ」の様子をお届けします!

↑ 真剣に野菜スタンプの準備をする次田です
■「東京グリーンビズDAY with 麻布台ヒルズ」とは
東京都では、「自然と調和した持続可能な都市」を目指し、100年先を見据えた緑のプロジェクト「東京グリーンビズ」を推進しています。
その一環の官民連携イベントとして、今年は麻布台ヒルズにて「東京グリーンビズDAY with 麻布台ヒルズ」が開催されました。
10月4日・5日の2日間、中央広場の芝生でワークショップを楽しみながら、都心の緑にふれあえる場を提供。「まもる」「育てる」「活かす」取組を発信し、都民や企業とともに緑を未来へつなげるきっかけとなるイベントです。
今回の出展の経緯としては、今年8月にマイファームが「東京グリーンビズ」のコラボレーションパートナーに加盟したご縁から、イベントでのブース出展のお話を頂いたことがきっかけでした。(※出展は10月4日のみ)

※↑画像は「東京グリーンビズDAY with 麻布台ヒルズ」公式サイトより
■マルシェで伝える“都市と農のつながり”
マイファームからは、「マルシェ」と「ワークショップ」の出展をしました。
マルシェでは、マイファーム社員であり農家でもある杉原による「AINONE FARM(アイノネファーム)」の野菜と、アグリイノベーション大学校の卒業生である小熊さんによる「くま農園」の野菜・スイーツを販売。
いずれも無農薬、都市近郊で採れたもので、珍しい品種も含まれており、来場者の皆さんは興味津々。
生産者である杉原・小熊さんとの対話も弾み、都心にいながら農家さんと直接話せる貴重な機会となったようです。

↑ 左から2番目が杉原、1番右が小熊さんです

↑ 珍しい野菜がずらり!
■野菜スタンプを使ったエコバックづくり【企画編】
そして、私が担当したワークショップでは「野菜スタンプを使ったエコバッグづくり」を行いました。
「野菜スタンプ」というものを皆さんご存じでしょうか?
野菜スタンプは、野菜の断面に絵の具をつけて、スタンプ替わりにするものです。
ここで問題です!
これはある野菜をスタンプにしたエコバックですが、何の野菜か分かりますか?

正解は「オクラ」です!
よくスーパーに売られている五角のオクラの断面はこんな形をしているのです。
こちらのエコバックは、以前に千代田区のイベントで同様のワークショップを行った際に試作したもの。
スタンプにしてみると、お花みたいで結構かわいい!という気づきがありました。

この「ちょっとした発見」をきっかけに、野菜に対して新たな興味や親しみを感じてもらいたい──
そんな思いから、今回のワークショップを企画しました。

↑ 前回、千代田区のイベントで同様のワークショップを行った時の写真。野菜の断面でつくるアート、どれも個性的で素敵!
■野菜スタンプを使ったエコバックづくり【当日の様子】
イベント当日は、レンコンやピーマン、ネギ、コマツナ、オクラを使って野菜スタンプを行いました。
親子連れでの参加者の方が多かったですが、中には大人の方の参加もあり、満員御礼となりました!
「これ何の野菜?」「レンコンがいい!」など野菜が会話に登場しつつ、野菜スタンプでのオリジナルエコバックづくりを皆さん楽しまれていました。

■「遊び」だけで終わらない!「学び」としての野菜スタンプ
「野菜を遊びに使うなんてもったいない!」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
実は私自身も、そう思う一人でした。
それでも野菜スタンプをイベントに取り入れたいと思ったのには、理由があります。
私たちは日頃、「料理された野菜を食べる」機会は多くありますが、その形や断面、手触りといった「“野菜そのもの”にじっくり目を向ける」ことは意外と少ないのではないでしょうか。
特に子どもたちは自分で料理をする経験もなかなか無く、なおさら難しいのではと思います。
野菜スタンプでは、子どもたちが遊びながら直接野菜に触れます。
そこから形状・色・触感の違いを感じ取り、「レンコンは穴がいっぱいある!」「コマツナの芯はバラの花みたい!」といった小さな発見が生まれます。
こうした気づきが、野菜そのものへの興味を高めるきっかけになると感じています。
野菜への興味は、将来的に農業や食への関心を育む入り口にもなります。
だからこそ、野菜スタンプは単なる「遊び」ではなく、子どもたちにとっての「学びの場」であり、野菜や農との距離を近づける大切な機会だと考えています。

また、オクラやコマツナは食べない部分を活用したり、色を分けて使うことで交換の必要をなくしたりするなど、できる限りロスを減らす工夫もしています。
今後は、廃棄予定の野菜を活用するなど、よりサステナブルな取り組みに発展させていきたいと考えています。
■最後に
今回のイベントは、ビルに囲まれた都心での開催ということもあり、普段畑を見る機会がない方も多く来場されました。
しかし、ほんの少しのきっかけがあれば、農や野菜に関心を持ってもらえることを強く感じました。
今後もこうした機会を大切にし、イベントを通じて自然や農との距離を縮める活動を続けていきたいです!
最後に、このような素晴らしい機会を提供してくださった関係者の皆さま、そして当日ご来場くださった全ての方に心より感謝申し上げます。
★最後までお読みいただきありがとうございました!
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